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麻生発言「ドイツのワイマール憲法は誰も気がつかない間に変わった。あの手口を学んだらどうか」これは歴史的事実をゆがめるもの。気づかないどころか、ヒトラーは国会議事堂放火事件を起こして。共産党や労組を非合法化し一党独裁へ。授権法(全権委任法)で憲法を無視したファシズムの道へ。
ナチスの所業を日本の改憲のお手本にしようとしたことが重大。「ナチスを引用しながら日本の改憲問題を取り上げたのは、その策略が結局ヒトラー式の専制主義と国家主義を内心志向しているのではという疑惑を招くのに十分だ」(韓国『中央日報』)
麻生氏は「悪しき例としてあげた」というが、実際の発言は「あの手口を学んだらどうか」。「極めて否定的にとらえている」という弁明の成り立つ余地はない。ファシズムと侵略戦争否定は戦後世界の原点。この土台を否定するものに政治に参加する資格はない。