と~ま君の部屋

楽しい老後を送りたいとやっています。所詮人生回り道。修士(人間学、仏教学)。ぼけ防止・脳のリハビリでやってるブログです。

バイクの効用・・・民俗学におけるところの(マジに)

2016年01月06日 14時09分56秒 | 老人大学ごっこ2015年から2016年

原付バイクあたりで、また旅に出たいなぁ~~~~

 

 

旅が好きだ。

しかも、歩く旅がいい。新幹線とか、自動車に乗ってあっというまに行き着く旅は、昔から苦手であった。

あったというのは、ずいぶん便利なものが出てきて地図も要らなくなったからである。つまりナビのことである。

あれは要らない。

でも、同行者がいれば使ってしまう。時間が短縮できるからである。

私は嫌な気分になる。

なんでそんなに急ぐ必要があろうかと思うからである。

50歳くらいまで、オートバイをこよなく愛した。大型にも乗ってみた。

目的はツーリングである。

時間短縮のために乗っていたのではない。あくまで趣味。そしてあちこちと放浪しながら、民宿に泊まって、宿の亭主に昔話を聞いていた。たまに、ノートにも取っていた。それがなにより楽しみであったからである。

さらに、温泉がついていれば、こよなく幸せであった。

食事なんかなんでもよかった。なんでも喰った。なんでも見てみた。

そういう貪欲さが私もあったのである。

 

東北地方の村々をバイクでふらふら歩いているのが良かった。

妙な男が、ボロボロの格好をして古ぼけたバイクに乗っているというだけで、田んぼのあぜ道で話し込んだ人もいたっけ。

だから東北地方の田舎道に行くと今でも胸がときめく。

これは自家用車であってはダメである。

できれば、バイクも原付がいい。せめて110cc程度。郵便配達のバイクみたなものが最高である。むろんナビも不要である。地図帳片手に、どこまでも行くのである。

しかしである。

健康を損ねてからは、できなくなった。

寒くてしょうがない。

いくら厚着をしても、体温が奪われていく。

情けない状態になってしまったものである。夜も、冷え性になってしまったし、足先が冷たくてたまらんのである。

一番の趣味が奪われてしまったのだ。

 

田舎道で、たまに神社・仏閣を見ると、バイクならば駐車場の心配も一切ない。好きな場所に止めて、好きなように見学できる。

それなりの格好をしているから、貧乏人のツーリストだとわかるらしい。いろんな人と話をしてきた。

バイクは単なる移動手段ではないからである。

 

それに、行き着いたところで、村人達と会話をするのにもコツがある。

それは、村人たちと同じ目線で話をすることである。間違っても、以前私は******の仕事をしていたとか、言ってはならない。

そんなもん、まったく無関係であるからだ。

今の老人大学での交友関係と似ている。前歴なんか何の関係があろうか。

そんなくだらないことをしゃべっているよりも、昔のこと、村のこと、住んでいる人のこと、地元の神社や寺のことを聞いていた方がずっといい。だいいち気楽ではないか。

バイクだからスーツも着なくていい。

手袋も軍手である。

ゴム長靴を履いていったこともある。

ズボンは作業ズボンで十分である。

つまり金持ちのぜーたくライダーとはおおいに違っているのである。

 

しかし、もうそういう放浪の旅もだんだんできなくなってしまった。

体力がモタナイからである。

油断大敵であった。酒ばかり呑んで、動かないでいたらこうなってしまった。

計画を変更したが。

寂しいかぎりである。

 

わはははっははっははっはははは(笑っている場合か・・・トホホ)

 

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