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四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

新生コツバメと越冬ヒオドシチョウ

2013-04-09 15:28:00 | 南多摩
まだコツバメに会っていないことに気がついて、2年前に観察したあたりを歩きました。

細く東西に長く伸びる谷戸では、数頭のスジグロシロチョウが元気に、日の当たる東の外れの斜面から西の外れの竹藪辺りまでをやや直線的に往復していました。
東外れの谷戸の中央にある草地に、黒い蝶が舞い降りるのが見えました。


テリ張り中のコツバメ♂(10:57)


同一個体(11:15)

このコツバメは、草の先端に止まり、翅を傾けてじっとしていますが、やがて勢い良く舞い上がり、ほとんど同じ場所か付近の草に再び舞い降りて来ました。
午後になっても同じ行動を続けていましたが、日向がずれた分、舞い降りる場所も動いていました。
今までの記憶では、ツツジの葉先に止まるシーンが浮かびます。




ツマキチョウ♂

日当り良好な林縁に行くと、斜面草地に沿ってツマキチョウ1頭が飛び、首尾よくムラサキケマンに止まってくれました。縄張り争い中とは異なり飛び方が緩やか。
近くの菜の花畑では、モンシロチョウが縄張り争いしていました。




ヒオドシチョウ♂

雑木林内の散策路を登って行くと、頂上の少し手前でヒオドシチョウが旋回し、そのうち足元の日の当たる枯葉の上に止まり、開翅しました。延々と繰り返しそうなので、近くに座り弁当を広げる。切り上げるまで40分間くらいは続行。
6月頃羽化したヒオドシチョウは、秋・冬を越し、春に再び姿を見せたわけですが、この長寿のお陰で翅はかなり傷んでいました。昨年6月に多摩丘陵でヒオドシチョウを目撃しました。多摩丘陵で越冬明けのヒオドシチョウを見ている蝶友も多いので、この近辺で世代交代している可能性が高いのではと思います。
(設定ミスで近接撮影に失敗、意外なところに落とし穴あり)


テングチョウ

この日は、テングチョウが木々の枝先に止まったり枝付近を飛ぶ姿を散見しました。雌の産卵場所探しでしょうか。