飄(つむじ風)

純粋な理知をブログに注ぐ。

アメリカ炎上!!25

2008-03-23 11:28:11 | 日本

『アメリカ炎上』転載弟25弾!!

     小石 泉(牧師)著

清らかなキリスト教会”の助け<o:p></o:p>

 このようなサタンの働きを陰ながら助けているのがキリスト教会である。というとものすごい反発を食らうだろうが、本当だから仕方がない。近年、キリスト教会全般に“良いイメージ”だけを求めると言う傾向が激しい。汚いものを見るな、美しいもの、心地よいものだけを求めて自分の心を汚さないようにしよう。こういう指導がなされている。

 その一つがノーマン・ビンセント・ピールの可能性思考である。フリーメーソン三三階級のこの男の影響力は非常に大である。確かに彼の論点は失望に打ちひしがれた現代人には圧倒的な真理と映った。私自身若いころ彼の本を読んでどれほど励まされたか知れない……。「神は私たちを愛している。神は私たちに最善のことを計画している。だから元気を出そう。きっと何もかも上手くいくよ。」という思考自体は決して間違ってはいない。

 そして多くの、というよりおよそ成功している牧師の十人が十人、汚いものを見ないようにしよう。美しいものだけを見つめよう。心を汚さないようにしよう。心を守れ。そのようなメッセージしかしない。

 確かにそれは真理である。しかし、忘れてならないことがある。この世の中は神だけではない。エデンにさえサタンはいた。サタンの働きを全く無視して、そんなものが居るとさえ思わないで生きる事は無謀である。まるで今のキリスト教会を見ていると、まむしの居る野原に、まむしなんて居ませんよと入って行く事を勧めているようだ。<キャサリン・クールマンの墓/フリーメーソンのマーク>Photo

 サタン礼拝、サタニズムは実はヨーロッパ、アメリカのもう一つの底流である。それもキリスト教会そのものに深く取りついている。それを直視しないから話にならない。私はアメリカの善良で立派なクリスチャンを沢山知っている。彼らは美しい心の持ち主で、心から神を敬い、人を愛し、国を愛している。しかし、彼らの視野にサタンが居ないから、その善は実に脆弱な基盤に立っている。彼らは国を愛するという。しかし、その国がサタニストに動かされていることに全く気づいていない。だからベトナムでアフリカでコソボでイラクで爆弾を落とし、劣化ウラン弾で人々を苦しめても彼らは平気である。それによってどれほど多くの子供や女性が死んだり傷ついたか考えても見ない。だから自分たちがその加害者になっているという事への深刻な反省が生まれない。

 驚くべきことに、このことを正確に喝破したのが日本の非キリスト者太田 龍氏である。氏は西洋哲学が実は悪魔主義だと言う事実に気がついたまれに見る人材である。(「悪魔学としての西洋哲学を超克する」泰流社一九九七年参照。この本は実に貴重な本だが絶版。)<D.アイク氏と太田 龍氏>Photo_2

 情けないことに日本の、否、世界のキリスト者でこのことに気がついたのはほんの少数であった。本来このことはクリスチャンが成すべき仕事であるのに、キリスト教を非難攻撃する太田氏がやっているというのは何とも不思議でこっけいなことである。一体、クリスチャンはどうしたのだろう。近代から現代に至る世界の本当の仕組みを正確に見ぬいた人として、太田氏は日本の歴史に残る人物だが、そのことを知っているのは私と数名の人々であろう。

 私はこれまでの本でキリスト教会の欺瞞について少しだけ書いてきた。特に世界一の伝道者や、今アメリカでアイドル的存在のテレビ伝道者の多くがフリーメーソンだと書いたために非難攻撃の的になっている。

 二〇〇三年の一月、「ハーザー」と言う雑誌の編集長がその巻頭言で私の名前を出して攻撃した。それは私の書くもの全般に対するものであったが中でもキャサリン・クールマンという女性の伝道者の墓がフリーメーソンの墓地にあったという私の写真と文章を引用し、およそトンチンカンな攻撃をした。彼はこう言っている「フリーメーソンの印のついた墓がある場所にキャサリン・クールマンの墓があったという単純な意味でしかない。その場所全体がフリーメーソンの墓であると断定されたように書いているが、何の証拠もないのにそういうことを書かれては困る。状況から察してそうだろうというくらいが適切な表現だろう」。少なくとも他人が現地に行って実際に見て書いたものに反論するなら、自分もそこに行ってからにすべきだろう。この男はそんなことは考えもしなかったらしく、鼻歌でも歌って、したり顔に一メートルも歩かずにこのようなくだらない文章を得意になって書いている。このように、恥知らずで、不誠実で、いいかげんな人間が横行するのがキリスト教会であるとは情けない限りだ。自らをクリスチャンと言い、少なくともペンで生きようという人間なら自分の書くことにもう少し責任を持ったら良いだろう。そこで私は次のような反論を書いた。そしてあれだけ人を攻撃するなら、私の反論を載せるべきだと言った。彼は不承不承それを「ハーザー」に載せた。

反   論         小 石  泉<o:p></o:p>

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1.キャサリン・クールマンの墓<o:p></o:p>

今回、貴誌に私のことが取り上げられました。私はこれまで、キリスト教会内ではあまり論争をしてきませんでした。無益な軋轢を好まなかったからです。しかし、その文章は私の意図するところと事実を正確に伝えていませんのでそのまま放置することは出来ません。<o:p></o:p>

その前に、お伝えしておきたいことは、私の本は到底キリスト教出版社からは出版することが期待できなかったため一般の出版社から出しました。その際、何しろ無名の著者だったために、表紙、書名、タイトル、見出しの全てにわたって出版社の意向に従わざるを得ず、かなりすさまじい印象を与えたことは確かです。しかし、内容は九九%私のものです。その内容は世界支配の体制を完成しつつあるサタンと反キリストの組織イルミナティとその下部団体フリーメーソンについてです。反キリストはある日突然現れるわけではありません、この地上に強大な組織をつくり、長い年月をかけて準備しているのです。その内、キリスト教に関することは十分の一程度です。<o:p></o:p>

最初の本が三万部売れたとき、どこからか圧力がかかって全ての新聞社から広告禁止を食らいました。やがて幾人かの著者と共に有力な出版社に出版禁止のブラックリストが回りました。現在、絶版となり入手は出来ません。ただ、「角笛」というインターネットサイトに内容がかなり紹介されています。なお、このサイトの所有者エレミヤ氏は私ではありません。全くの別人です。<o:p></o:p>

さて、キャサリン・クールマンの墓についてですが、笹井氏は「フリーメーソンの印のついた墓がある場所にキャサリン・クールマンの墓があったという単純な意味でしかない。その場所全体がフリーメーソンの墓であると断定されたように書いているが、何の証拠もないのにそういうことを書かれては困る。状況から察してそうだろうというくらいが適切な表現だろう。」と書いています。私は唖然としました。一九九五年六月、墓地の特定に始まり、私がどれほどの困難と苦労の末そこにたどり着いたか、そしてどれほどの不思議な導きの下にそこにキャサリン・クールマンの墓を見つけたかを思い出したからです。ロスアンジェルスの安ホテルの一室で、その日の昼間に聞いた、「そこはプライベートゾーンで一般の人は立ち入ることができません。」という墓地の管理者の言葉をかみ締めながら一睡も出来ないで祈ったあの夜のことを私は一生忘れません。笹井氏はこの文章を書く前にそこに行って見るべきでした。もっとも決してたどり着くことは出来ないでしょうが。<o:p></o:p>

「神の人、聖霊の器」の墓に特別な人しか行くことが出来ないのは別に間違ってはいませんが、クリスチャンの常識では違和感があります。なぜ?<o:p></o:p>

キャサリン・クールマンの墓はロスアンジェルスのグレンデイールにあるフォレストローン墓地の一角にある特別な墓地の中にあります。その墓地は高い石の塀をめぐらし、鍵のついた鉄の扉によって閉鎖されています。フォレストローン墓地には数万の墓がありますが、彼女の墓は簡単に誰でも見ることが出来ません。その墓には特別の人々だけしか入ることは出来ません。ではなぜ私が入れたのか。それは神の導きとしか言いようがありません。実際に奇跡だったのです。そして私がなぜ入ることが出来たかを公に出来ないのは墓地の管理者に重大な迷惑が及ぶ可能性があるからです。そして、それはもう起こったかもしれないのです。あるいはすでに彼女の墓は移転させられたかもしれませんが、確かに私はこの目で見、制止を振り切って写真を撮りました。ですからすばやく立ち去る必要がありました。私はもう一度ここに書きますが墓地の管理者に責任はありません、彼らには不可抗力の力によって私は入ることが出来たのです。<o:p></o:p>

その墓地に入ったとき、周りのほとんどの墓石にフリーメーソンのマークがあることに驚くと共に納得できました。私は自分の思いつきでここに来たのではなく、キャサリン・クールマンはフリーメーソンでありアメリカのグレーテスト・ウイッチであったという文書に接していたからです。なお、フリーメーソンの下位の組織員は会の明確な姿を知りませんから、墓もすべてにメーソンの印がなかった事は確かです。しかし、そこに行ってみればその異様な光景に圧倒されます。<o:p></o:p>

それにしてもどうしてベニー・ヒンはそこに入り、彼女の墓の前で「特別な霊感」を受けることが出来たのでしょうか。フリーメーソンか家族以外は絶対に入ることは出来ないはずです。このことについて彼に聞いてみようとも思いましたが、正しく答えるはずも無く、それに私にとってこのような働きはほんのサイドワークに過ぎず、メインの仕事、福音の伝道者としての仕事の方が重要ですからこれ以上はやるつもりはありません。<o:p></o:p>

ビリー・グラハム師については書き出すとあまりにも長くなってしまうので、参考資料だけを書いておきます。この他にも多くの著者が書いています。私は喜んでこんなことを書いているのではありません。非常な悲しみと痛みの中からやむを得ず書かないでいられなかったのです。私も深く師を尊敬していた一人です。しかし、完全な人っているのでしょうか。「すべての人に愛されるときあなた方はわざわいだ」と主は言われました。人は誤りを犯すものです。ビリー・グラハム師も例外ではないと思います。私達は絶対的な信頼を人間に置くべきではないと思います。<o:p></o:p>

*インターネットのThe Cutting Edgeサイトより「ビリー・グラハム師はフリーメーソンであるとフリーメーソン・ルイジアナ・メソニックサイトは報じている」(日本語訳版を持っています)<o:p></o:p>

*最近出た本でDr.キャッシー・バーンズ著「ビリー・グラハムと彼の友人たち」シェアリング社(これは、まだ和訳されていません。)<o:p></o:p>