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政治・行政・社会などあらゆる面で日本がおかしくなっている。前阿久根市長の竹原信一氏と、兵庫県警元警部補で警察組織 の腐敗と闘い、事件捜査・犯人逮捕に命を賭けてきた飛松五男氏が対談し、日本社会の現状と官僚・警察組織の腐敗をテーマに語り合った。2人は阿久根市出身 の同郷。市長、警察官それぞれの立場で、あらゆる抵抗に立ち向かって、「住民のために仕事をする」組織への変革を追求したケンカ魂が共鳴した。
(司会・文・構成:山本 弘之)
第13回 住民参加のまやかし
<価値観のポチ化――奴隷か飼い主かの違い>
竹原 役人の価値観、日本の価値観がポチなんです。そして、そのポチがいつの間にか、親分になっている。小親分になっている。ポチか小親分程度の人間性、精神性、奴隷か飼い主かというくらいの、どっちも精神的にはまともじゃないんですよね。
飛松 そのまま続けて、はみ出さんかったら、叩かれることもないし、そのままずーといっ て、そのまま何年か後にはその役人の座におって、その後も年金でちゃんと保障してくれる。枠から外れたら、叩かれるわけだ。枠から外れたくない、「すべて 職員の利益のため」で、自分らの利益のためやから。自分らのためだったら、ポチ化している以外のなにものでもない。
竹原 枠を守らせようとするのが、大手メディアなんですね。どうやってやるかといったら、 全体的、社会的な視点をもたずに、個人的なものをセンセーショナルにとりあげて報道するというやり方なんです。たとえば、この間も、大阪毎日放送が私のと ころに取材に来て、聞くことが、「今、大阪市長が専決しようとしています、そのことについてどう思いますか」という質問なんです。「社会がどういう風に なっていて、どうすべきかというのは、あんたらが取材して、そこを市民、国民に知らせて評価いただくのが本来の仕事じゃないの?」、と言っても彼は分から ない。やり方に意識を集中させ、公の視点がない。どうしても、意味がわからないみたいです。社会がどうなっているか理解しようとしているかといったら、理 解しようとしていない。ただ、言われて、面白い部分のエサ食いに来ただけみたいなんです。
飛松 専決というのが出ているから、専決やったら阿久根の竹原という感じや。
竹原 そういう感じです。だから、記事も面白くない。
<「裁判員」、「議員」、「住民参加」の類似性>
飛松 僕は裁判員裁判をずっと見てきているから、裁判員裁判に疑問を持っとるんです。
竹原 どういうことでしょう。
飛松 まず、裁判員がふんぞり返って、こんなして偉そうに、何様や。
竹原 それは議員といっしょだ、議員のような感覚になるんですね。
飛松 そうそう、選ばれた気分になる。こう、肩肘張って。裁判官の方が裁判員に迎合している。逆やろ。そんな裁判なんです。
竹原 裁判官が迎合するというのは、どういうこと?
飛松 それは、裁判員の意見を聞いて、判決に反映せざるを得ない。そのための裁判員裁判制度やから。裁判官が結果的には、イニシアチブをとっとるんですよ。だけど、裁判員には迎合したように思わせて。
竹原 役人が、住民参加とか言ってやっているのと同じだ。
飛松 そうそう、住民参加といって、「住民の皆様」というやないですか。
竹原 結果として足元すくわれて利用されている。
飛松 裁判員制度も、そうして処理されるんです。そしたら、どないして、神戸の事件でも 今、君野康弘容疑者は自供していない(注1)、自供していなかったら、裁判員には判断する力がない。そのとき、結果どうなるか。姫路のバラバラ事件とまっ たく逆で、女教師殺人事件(注2)は、捕まったその日にゲロった、全部自供した。すべてを自供したから、裁判員に悪うみられて求刑25年に、判決はそのま ま25年の懲役刑。いうたら、人を殺したというやった行為は悪いですよ、それがちゃんと自分が罪を償って更生しようという人間を25年、1つも負けない、 あり得ない。
竹原 破綻してますよね。
飛松 姫路バラバラの方はずっと自供せんかった。いろんな証拠資料をとって、そしたら、死刑になったが、調べた警察官は8回も公判に出廷した。8カ月遅れた。検察官は3回も出た。合わせて1年も裁判が遅れた。無駄遣いでしょう。
<交番制度――定年再雇用の天下り>
飛松 交番制度も1つの天下りなんです。警察官の再就職を、あっ せんするための1つの方策なんです。60歳、62歳の定年後、65歳まで働かせる。今、交番に行って、偽警察官が、交番相談員やってますが、こいつら何を しますか。これでも国民の税金から15万ずつ金やってるんです。あいつらなんか、シルバーか何かでほかのことしいと。それまでに蓄えしたらいいんですよ、 自分でいろんな保険掛けたら生活できるんですよ、悠々自適で。定年後は、外国みたいに社会に貢献したらいいんですよ、子どものスクールヘルパーしたり、地 域の緑化に協力したらいいんですよ。警察官でも、公務員でも、地域の金を渡さないで、ボランティアの活動をする。
竹原 まあ、ムリでしょう。
飛松 市長に聞いて初めてわかった。まさにそのとおり。けど、今の世の中で改革をやらなんだらね、どうしますか。急に公務員法改正というても、全面改正は、公務員が既得権として自分の身を守ろうとするから、できんでしょうから。
竹原 公務員というのは国民のためのものじゃないということが、法律として決まっているんですよね。まず、この事実を知らないといけない。
飛松 僕も市長に会うまでこれよく読んでいなかった、ほんまにこれやとなって、目から鱗で す。僕らみたいに警察の腐敗とかいろいろ言うた人間でさえ、知らないんです。これ、本当なんです。公務員法というのは、すっと通り過ぎて、心地いい風のま までいる。公僕と名乗っているんだから、税金で俸給をいただいているんだから、この法律を自ら変えるべきですね。
竹原 正体を見透かされない限り、自分で変えようという動きにはならないですよ。
(つづく)
【山本 弘之】
第14回 官吏とは組織に魂を打った人間
<官吏は、良心を持っちゃいけない>
竹原 昔から、公務員というのは、官吏ですよね、官吏というのは組織に魂を売った人間のことを言うんです。娼婦は古い職業で、体を売った、官吏は組織に魂を売った人間なんです。
飛松 それはもう、ようわかります。市長の言われるのは、そのとおりやと。
竹原 これは、本質なんです。
飛松 警察でも、そのとおりなんです。いわゆる上司を見て、組織イコール上司になっているときがあるから、その人の顔を見てね。
竹原 それが官吏の本来あるべき姿なんです。
飛松 だけど、官吏というかもしれんけど、「人のため」ときれいごとで言うんやなしに、被害届でも家出人届でも1つでもきたら、きちんと処理するのが当たり前や ないですか。警察には「住民のためにやらなあかん」という信念がなければあかん。僕は、当直のとき、夜中にずっと出ておった。他人よりもようけ捕まえよう と思ったら、寝る時間を少なくしたらいいんですよ。仮眠という時間に寝ないで、仕事したらいい。明くる日、休みなんだから。当然深夜の時間帯だから事件が 発生するじゃないですか。起きていれば一番に行くから、検挙する率が高いじゃないですか。
竹原 官吏というのは、自分の良心を持っちゃいかんのです。言われたとおり、自分の保身のためにひたすら生きる、それが官吏の本筋ですよ。飛松さんは官吏としては間違っていますよ。
飛松 僕、40年間、間違うて生きてきたんかな。
竹原 そうそう、間違ってきたんですよ。飛松さんのように「全体の奉仕者」「地域住民を守る」と本当に体を張ってやっている人がたまにいるから、国民が目が覚めないんですよね。「国民のためにちゃんとやっている人がいるじゃないか」と、国民はだまされた。
飛松 じゃあ、僕はだましたわけね。
竹原 飛松さんを見て、国民は間違えるわけですよ。本当は、「役人をちゃんと管理しないと いけないから、ちゃんとした奴を政治家にしないと役所はトコトン駄目になるな」と、動くはずなんだけど、飛松さんのような人がいるから目が覚めない。公務 員法を読めば、「国民のために働くな」となります。飛松さんの方が間違っている、法律違反ですよ。
飛松 それを言われたら、市長ね、ホンマに返す言葉がない。一生懸命、上司に意見してきたけど、上司のほうが正しかったね。
<犯罪のタネを残すのが警察?>
竹原 そうです。上司は「おい飛松、ちゃんと公務員法を読まんかいな」と言えばよかったんです。大河原さん(元群馬県警警部補)は言いました。「麻薬やら暴走族でも、全部片付けたらいけない、種は残しておかないと警察の仕事がなくなる」と指導されたと。
飛松 種があったら、次の芽が生えてくるじゃないですか。
竹原 次が生えてくれないと、警察商売があがったりだと。被害もネタだから、犯罪がなくなっては困るんです。
飛松 犯罪は絶対にあったらいかんのです。まさにそれが警察組織の腐敗なんです。犯罪の発 生件数は、たとえば、100件の被害届があっても、そのうち60件を「別冊」にして、被害件数をもみ消すんです。だから、僕は、「警察は犯人を逮捕してな んぼのもんや」と、どこでも、根こそぎ捕まえたんです。
竹原 そういうことをやったら、公務員法違反ですよ。
飛松 その通りなんです、公務員法違反しとったなあと(笑い)。
竹原 よく逮捕されなかったですね。読んでいなかったんですか。規律違反ですよ、反省してください。
飛松 でも、罰則がないですよね。罰則がないから、いいんですよ。
(つづく)
【山本 弘之】
第15回 共謀罪も予定、盗聴天国・日本
<警察は盗聴やり放題、国民は丸裸>
竹原 国家公務員法には、共謀罪も予定しているんですよ。「この法律またはこの法律に基づく命令に違反し、または違反を企てもしくは共謀してはならない」。
飛松 それですよ、いわゆる特定秘密保護法が12月10日に施行されると、閣議で決まった んですが、住民が自分の身を守るために、賢くならないといけないですよ。警察がやる盗聴などは、いわゆる罪種が、殺人や誘拐や大量の覚醒剤などと決まって いる。盗聴するのに、ちゃんと令状を持っていくんやけど、実際は、やり放しで目を付けたら誰でもいけるんです。
竹原 もう趣味みたいにしてやってるんですよね。
飛松 そう、だれでもいける。そやから、ひどい話だけど、エッチなことを聞くためにする奴もおるんですよ。
竹原 実は、スマホは盗聴できるんですよね(飛松「そうです」)、そういう業者がいるんですよね、公安委員会と提携している。個人でもそこに1万2,000円払うと、特定の人の音声でもデータでも抜いたりできる。私は見せてもらいました。
飛松 それが、警察は1円も払わんとすべてができる。それと、言うとくけど、国民すべて警 察ににらまれたら、あなたは素っ裸になりますよ、もちろん個人情報、兄弟やらは巡回ですべてわかっているから、それよりも銀行の預金とか自分がやっとる浮 気までみんな分かりますよ、丸裸になります。警察は、組織でやることももちろん、個人でもでやることができます。昔は、住民票をとるとき、刑訴法197条 で捜査関係事項照会書でやりよったが、昔は巡査でもやりよった。だんだん上になってきたけど、今でも電話1本で教えてくれとやれる。堕落した警察官やった ら、趣味的にできる。それが、現実に情報を出して、捕まっているやないですか。探偵や、行政書士、司法書士あたりが、合法的にできる。僕は探偵も行政書士 もしているけど、1件もしていない。僕が、変なことをやっていると思われるから。実際に、僕は盗聴されていると思うてる。というのは、家の電話がガーガー 言うから、NTTに電話するんです。「こら、盗聴しやがって。ガーガーやってるんだ、俺は地公法(地方公務員法)についてはあるかもしれへんけど、覚醒剤 のシャブの取引や殺人や誘拐はしてへんからな」と言うてやった。パッと止まった。
竹原 音が変わりますよね。
飛松 時期的に、何かのときにあるんですよ。僕は、されとると分かっているからいいけど、わかっていないでそうされたら困る人がいっぱいおるじゃないですか。
<支配に慣らされた国民性>
竹原 ということは、本当にやっていないことでも、情報の一部を使い、マスコミを利用したらどんなことでもできるということなんです。
飛松 会話の一部の情報から、事実を歪曲して、捜査報告書に書いてしまえばいい。
竹原 共謀罪が始まった日には、共謀したという証拠はいくらでもつくれる。
飛松 いっしょにおったとか、きょう、飛松と竹原がいっしょにおったぞと、これだけで共謀罪ですから。
竹原 実際、国家公務員法に違反しようとしてますけど(笑い)。
飛松 目覚めてほしいですよ、もう少し。すごくええ国なんですか、ちゃんとした法律のもと、営々と続かないと、それをどんどん悪くしている。
竹原 土地は良いですけど、政治的には日本がいい国だったためしはないということなんです よね。踏みつけにする連中が、勘違いしている連中を利用している状況だけなんです。日本は、国なんかないんです、転覆する対象ですらない。経済というか、 お金という動機があって、それを推し進めているのがこの国の根幹、支配というものなんですね。だから、日本というのは支配以外では維持したことがない。国 民の方も支配される状況に慣れちゃっているというか、自分たちを縛り、してくれるものが必要だ、それは天皇陛下であってもいいし、強いわがままなお役人さ んであってもいい、それに付き従う、競争して勲章をもらいましょうという、そんな国民性になってしまっている。
飛松 それは、わかりやすいですね。国の基本的なものがなっていないね。
<憲法より優越する国家公務員法>
竹原 なっていないというより、そういうものとして国がつくられ ている。実際はですね、選挙を決めているのも、公務員です。マスコミの誘導もやるし、警察も後ろからやるし、それからいろんな噂話も、嘘やらいっぱい作っ て。私が市長していたときに、竹原は公金を盗んでいたという噂を総務課長やっていた男の家族が流していました。こんな調子なんですよ。要するに、常に脅か されている。たとえば、私が出張に行った時に、職員は必要ないんです。だから独りで行った。ところが、それが横領だということで、弁護士連中が訴えた。そ れが新聞にデカデカと載るから、横領の疑いがあるというみたいに雰囲気がつくられる、トコトンですよ。だから、何をやるにしても、職員を加担させないと犯 罪扱いされる環境がある。選挙で選ばれた人間が何かをできないようにしてある。これは、何がもとになるかというと、公務員法ですよ。国家公務員法が実はこ の国の憲法なんですよ。第1条の5「この法律の規定が従前の法律またはこれに基づく法令と矛盾しまたは抵触する場合には、この法律の規定が優先する」。つ まり、国家公務員法が憲法より優先すると書いてあるんですよ。どうにもならないんです。国家公務員法が憲法違反であるということを認識しない限り、立ち直 れません。ここがすべての根幹なんですよ。あらゆる物事が職員に利益を回すように計画されるんです。そして、本来は法の秩序がなきゃいかんですよね。たと えば、公務員は、国民の収入に合わせた給与にしないといけないという法律がある。しかし、人事院というあやしげな組織をつくって、公務員給与を高い大企業 の給与と合わせるようなニセ書類をつくることによって乗り越えてしまう。憲法は、憲法15条に、公務員の任免権が国民にあるとしながら、人事院が国民の任 免権をないようにする。トコトン破壊しつくしているのは公務員法なんです。公務員法に着目しない限り、絶対無理なんです。
(つづく)
【山本 弘之】
第16回 勘違いが支えてきた国
<国家公務員法を通じて人間が狂う>
竹原 このおかしな国家は、良心とか道徳心とかいう勘違いだけが支えている。国家公務員法を知ったら崩壊するし、知らさないといけないですよね。
飛松 今まさに竹原さんが言われたように、公務員法をどんどん、住民、国民に知ってもらわんといかんです。正体が見えるように、なんかの方法でせな知らせなあかん。それは違うぞ、と。これ、報道してくれるところはないかもしれんけどね。
竹原 教育、医療、福祉も全部、この国がおかしくなっている理由が国家公務員法で説明がついちゃう。やっとここにたどりついたなとほっとしています。あ、これ か。これを通して、人間たちが狂うものなのかというのが見える。たとえば、裁判員でもたまたま選ばれたのに、偉い人になった気になってしまう。あの様子 は、議員たちの姿にそっくりなんです。おそらく公務員全体にあるやつと同じでしょうね。それもまた、国家公務員法のあり方、つまり、ほかの人たちから自分 たちが儲かる、それに対して疑いを持たない、それによってだんだん精神性と行動が相互作用しながらのぼっていって、人間性が死んでしまうんですね。それが 起こっているんだと、その状況は多分仕組まれています。世界中がそうで、その状況を利用する者が世界に影響を与えているんだろうなと思いますね。
私は国家公務員法をちゃんと読むことで、呪縛から解けた。解けなかったとすれば、人類は消滅する。私は、消滅するかもしれんと思っているし、それは仕方 ないと思っている。この状態で、いつまでも続いちゃいけないと思っています。原発では出てきたものを処理さえできない、地震や津波がきたらもう日本はおし まいですよね、そして世界中に迷惑をかける。その終わらせるタイミングを遅らせるだけなんです。だから早く人類は終わった方がいいのかもしれない。再生が 10万年後ではなくて、もっと早く再生するために、人類は終わらせた方がいいのかもしれない。それが、本来の生命力を生かす道かもしれない。今の人類の消 滅が正しい人類の道かもしれないと、思います。人類自体に、本当の人間の生きる力がなければ、早く終わった方がいいんだろうな。それに抵抗するのは違うん だろう。私自身は、自分の中に出てくる衝動というか、せずにはおれない何かに動かされて、ここまできました。もともと、人類に生命力があるかどうか、それ を見つめたいと思っています。
<国家公務員法の呪縛から解けて>
飛松 警察官として、いや人間として失格した、失墜した警察官が 多い。警察にしろ、いろんな官庁にしろ、行った先で腐っとるなと思いました。公務員制度は本当に目から鱗で、すごいことを聞いた。ただ、僕は今の制度その ものをすべて否定するものではなく、決められたとおりにやったら必ずある程度、正常化するから、事件や不祥事を必ず検証する。検証したら、その原因がどこ にあるか出てくる。必ずそこに、不合理なことが出てくるから、必ず検証して次のステップに行く。警察官も相当いい警察官も多いですよ、いい警察官がいいポ ジションで仕事ができるように、悪い警察官がいいポジションで仕事をするというのはあり得ない。今現実に、兵庫県、悪い警察官が、いわゆるノンキャリアの ナンバー1、ナンバー2、ナンバー3と、私が知っとる人間やからね、いいポジションを占めとる。公務員法のとおりやっていると思うけど、「おいおい違う ぞ」「これは間違いよ」と言いたい。竹原さんに教えていただきました。
竹原 私がもともと、議員をすることになったのは市役所や議会に対する憤りで、その戦いで した。たとえば、阿久根で議員の政務調査費問題がテレビに出たのは、7年も前の2007年7月、この件では、おそらく阿久根がいちばん最初だと思います。 市議会議員が作ったニセ領収書の件など、議員の背任がテレビに出るようにしたのは私です。(当時のブログ記事) トンデモ市議会みなさんが当たり前のこととして受け入れてきたこと、1つひとつが犯罪で、私はそれに対する戦いをやった。だからくぶつかる。それまでは、 議員や役人にだまされたり、結託して利権を貪る者の声が大きくて、役所や議会、マスコミの不正や堕落を指摘したり、抵抗する人間がほとんどいなかった。だ から、彼らは「竹原が騒動の犯人」としやすかった。
私にしてみれば、罪人たちが私に銃を向けて弾を撃つのは当たり前の戦場です。私はなんてことない。しかし、そこを知らない市民は動揺する。動揺が政府中 枢にも広がった。裁判所もあやしい。そして、「国家が犯罪を守っている」と気付かされた。だから、「国家の根本に、いかがわしい何かがあるはずだ」とずっ と思っていましたよ。そして、今年5月に気づいたんです。「これだ!」と確信的に発見しました。国家公務員法で疑問が解けた。国家や裁判所が噛みついてく れたから気づいたわけです。「あ、そうか!」と、国家公務員法に悪意が仕組まれていたんです。
飛松 本当に国家公務員法、僕自身がすごい発見でした。ありがとうございました。
竹原 私こそ、今日はありがとうございました。
(了)
【山本 弘之】【転載終了】