次第に明らかになるフクイチの息づき・・・!
福島第一原発の行方不明の核燃料は
未だに、生きている・・・!
メルトスルーした燃料核デブリは、
地下で活発に核分裂を続けているということだ。
それがトリチウムであり、海霧という現象だ・・・?!
トリチウムだけだと、汚染水所以だけということもあり得るが、
「ヨウソ123」、「テルル123」その他・・・ということは活発な核分裂反応が、
未だに活発に起こっているということである。
それが、地下水に紛れて海洋に拡散し続けているということである。
海霧は、トリチウムが水分子となり水蒸気となり、
重い水蒸気となり、大気に低く垂れ篭める・・・。
当然のことながら、
その水蒸気を吸引すると、体内被曝する。
トリチウムは、ベーター崩壊して中性子が陽子に変わり、ヘリウムとなる。
その時、ベーター線という電子を放出するのである。
トリチウムは吸引することで内部被曝をする。
呼吸器系の肺等を至近距離からの放射線照射を浴びるという理屈である。
9.11WTC崩壊によって、小型純粋水爆で多量のトリチウムが、
大気中に拡散した。
その大気を吸った救助隊(消防・警察・軍隊)の多数、
あるいは、
近辺の住民、生還者の多数が後日、癌死した。
その数は、現在までに5000人を超えるという。
それと同じ理屈が生じるかは分からないが、
上記の事が事実とすれば、海霧を吸引することは危険である。
そして、
その海霧は広く全国に流れて、放射能数値を上げているという説がある。
これについては、
説であって、確認されているわけではないが、
心配な事態であることは変わらない。
トリチウムは、海洋に拡散し、同様な被害を動植物に与える事になる。
それは食物連鎖で人間の口に入らないとは限らない。
そして、
その半減期は、12.32年と言われている。
食物連鎖で経口内部被曝は、どこに被害が出るか分からない。
その物理総量は一体いくらになるのか?
又、
その発生はいつまで続くのか?
それが不明であるから、不安が広がるのである。
第一、行方不明の核燃料でブリはどこにあるのか?
その量と実態はどうなのか?
全くわかっていないのである。
想像するに、
原発の地下深く地下水流に紛れて、
活発に核分裂を繰り返していると見られる。
さらに地下深度を深めて、流出が停止するものか、
それともほぼ永遠に核分裂後残渣を排出し続けるのか?
わからないから、不安を煽るのである。
東電は掴んでいるのか?
政府事故対策部門は的確に把握しているのか?
これが問題なのである。
又、
その対策はあるのか、ないのか?
これが肝心要の問題である。
【転載開始】
フクイチ上空の海霧、地表から水蒸気が立ち上っているようにしか思えません。
やはり地中の溶融核燃料の熱で放射性物質を含む地下水が気化し、大気中に放散しているのでしょうか。
画像は今月上旬のTVニュース映像が元です。
【転載終了】
【転載開始】
フクイチ周辺にだけ発生する“怪しい霧”に“異様な日焼け”が警告するものとは
2015年10月25日(日)6時0分配信 週プレNEWS
視界を遮る白い帯は撮影ミスでもレタッチミスでもない。昨秋頃からフクイチ上空に現れるようになった謎の霧が今回訪れた際も出現した [ 拡大 ]
福島第一原発事故から4年半――。『週刊プレイボーイ』本誌では当時の総理大臣・菅直人氏とともに、“フクイチ沖1.5km”の海上から見た事故現場の現状をリポートしたーー。
フクイチで今も続いている危機は、前回記事(「元総理・菅直人が初めての“フクイチ”海上視察!」)で指摘したベント塔の老朽化だけではない。事故発生以来、港湾内外の海水から検出される放射性物質の濃度も上昇するばかりなのだ。
これは構内の地面から流れた汚染水と、フクイチ施設の地下を流れる汚染地下水が海へ漏れ出ている影響としか考えられない。さらに、1~3号機から溶け落ちた大量の核燃料デブリが地中へメルトアウトして、地下水流の汚染をより高めている可能性もある。
そ こで本誌は、フクイチ沖1500mの「海水」1リットルと、海底(深さ15m)の「海砂」約3㎏を採取し、専門機関に測定を依頼した。その結果、事故当時 に大量放出された「セシウム137」(半減期約30年)と「セシウム134」(同約2年)が検出され、やはりフクイチ事故の影響が続いていることがわかっ た。
さらに重要なのが、セシウムと同じくウラン燃料が核分裂した直後に放出される「ヨウソ123」(同約13時間)が、何度か変化して生まれる同位体の放射性物質「テルル123」(同約13時間)も微量ながら検出されたことだ。
この海水は、採取1日後から約47時間をかけて測定したので、微量ながら「テルル123」が検出されたことは「採取の数十時間前くらいにフクイチからメルトアウトした核燃料デブリが核分裂反応を起こした?」という見方もできるのだ。
では「海砂」の測定結果はどうか。船上に引き上げた限りでは、泥を含んだ様子もなく、生きたハマグリの稚貝も交じるきれいな砂だった。しかし測定結果を見ると、海水よりも多くの放射性物質を含んでいた。
ま ず注目されるのが、核燃料そのものといえる「ウラン235」(同約7億年)と「セシウム134」「セシウム137」。それ以外に「タリウム208」(同約 3分)、「アクチニウム228」(同約6時間)、「ラジウム224」(同3・66日)、「ユーロピウム」(同4・76年)など、セシウムよりも半減期が短 い放射性物質もいくつか検出された。採取に立ち会った、フクイチ事故の汚染拡大パターンを研究する長崎大学院工学研究科の小川進教授(工学、農学博士)は、こう分析する。
「こ のウラン235は自然界にも存在しますが、やはり採取場所からみてフクイチ事故で放出されたと判断すべきでしょう。そして、これは放射線科学の教科書的内 容ともいえる基礎知識ですが、ウラン燃料が原子炉内で核分裂すれば、今回この海砂から検出された、すべての〝短半減期核種〟が発生します。
しかし、もうフクイチの原子炉は存在しないので、これらの短半減期核種とウラン235の発生源は、デブリの臨界反応とみるのが理にかなっています。もしデブリが建屋の地中へ抜けているなら、海の汚染を防ぐのは至難の業になるでしょう。
た だ、ひとつ気になるのは、3号機だけで使われていたウラン+プルトニウム混合燃料(MOX燃料)のデブリから発生するはずのプルトニウムが、この砂から検 出されていないことです。もしかしたら3号機のデブリだけは、まだ格納容器内の底にとどまった状態なのかもしれません」(小川進教授)
今 年5月に1・2号機の格納容器内へ投入した探査ロボットの映像からは、今のところデブリの落下位置は突き止められていない。しかし、フクイチ付近の海で放 射能汚染が急に高まった昨年前半あたりから、1・2・3号機それぞれのデブリの位置と反応に大きな変化が起き始めた可能性がある。
かつてフクイチ構内を作業員として取材したジャーナリストの桐島瞬氏が、こう推理する。
「事故後しばらくは、1・2・3号機から蒸気や煙状の気体が出ていたと現場の作業員が話していました。いまだに中のことはよくわかっていないので、3号機のデブリが1・2号機とは違った場所で発熱しているとも考えられます。
もうひとつ気になるのは、一昨年から海際近くの汚染水くみ出し井戸などで、濃度の高い“トリチウム”が 検出されるようになったことです。この放射性物質は“三重化水素”とも呼ばれ、急速に水と結びつき、その水を放射能を帯びた特殊な水に変えます。フクイチ の原子炉周辺は濃い霧に包まれることが多いのですが、これも放出量が増えたトリチウムの影響ではないかという意見も聞かれます」
空 気中の水(水蒸気)と三重化水素が結びつけば分子量が大きくなるので、当然、霧が発生しやすくなる。そういえば今回の海上取材でも、南側の4号機から北側 の5・6号機にかけて、約1㎞幅、厚さ20mほどの霧の帯がフクイチ構内の地上から高さ30~40m、巨大な原子炉建屋の上部3分の1ほどの空中に浮いて いた。
6、7月頃の福島県沿岸には「やませ」と呼ばれる冷たい風が吹き寄せ、浜通りの海岸地帯では朝晩に霧が立つことが多い。実際、今回の船上取材でも朝9時に久之浜港を出て、しばらくは沿岸のあちこちに霧がかかり、福島第二原発にも薄霧の層がたなびいていた。
しかしフクイチの霧は、どうも様子が違った。気温の上がった昼近くになっても、他の場所よりも濃い霧の層がしつこく居座り続けた。少し強く海風が吹くと一時的に薄れるが、しばらくするとまたモヤモヤと同じ場所に霧の塊が現れた。
この海上取材から10日後の8月2日には、3号機燃料プール内に落下した大型瓦礫を撤去する作業が行なわれた。その際にも、3・4号機付近から濃霧が湧き出すように見えるニュース画像が話題になった。
このフクイチ上空の“怪霧”について、船上取材に同行した放射線知識が豊富な「南相馬特定避難推奨地域の会」小澤洋一氏も、後日、あれは気になる現象だったと話してくれた。
「私 は昔から海へ出る機会が多いのですが、フクイチだけに濃い霧がかかる現象は記憶にありません。凍土遮水壁の影響で部分的に地上気温が下がっているとも考え られますが、トリチウムが出ているのは事実なので、その作用で霧が発生する可能性は大いにあると思います。だとすれば、あの船上で起きた“気になる出来 事”にも関係しているかもしれません」
その出来事とは、取材班全員が短時間のうちにひどく“日焼け”したことだ。フクイチ沖を離れた後、我々は楢葉町の沖合20㎞で実験稼働している大型風力発電設備「ふくしま未来」の視察に向かった。この時は薄日は差したが、取材班数名は船酔いでずっとキャビンにこもっていたにもかかわらず、久之浜に帰港した時には、菅氏とK秘書、取材スタッフ全員の顔と腕は妙に赤黒く変わっていた。つまり、曇り状態のフクイチ沖にいた時間にも“日焼け”したとしか考えられないのだ。
「ト リチウムは崩壊する際にβ(ベータ)線を放射します。これは飛距離が1m以内と短い半面、強いエネルギーを帯びています。私たちが1時間ほどいたフクイチ 沖1500mの空気にも濃度の高いトリチウムが含まれていたはずで、それが皮膚に作用したのではないでしょうか」(小澤氏)
だとすれば、我々は、トリチウムによるβ線外部被曝を体験したのか…。
と にかく、今回訪れた福島県内では多くの新事実を知ることができた。まず実感したのは、福島復興政策の柱として進められている除染事業が、避難住民を帰還さ せるに十分な効果を発揮しているか非常に疑わしいことだ。また、フクイチ事故で行方知れずになった燃料デブリが地下水、海洋汚染のみならず今後もさらに想 定外の危機を再発させる恐れもある。
やはりこの事故は、まだまだ厳重な監視が必要なステージにあるとみるべきなのだ。
今回の現地取材に同行した菅直人氏は、フクイチ事故当時の総理としての行動と判断が賛否両論の評価を受けてきたが、今後も政治生命のすべてを「脱原発」に注ぐと宣言している。
また機会をあらためて、次はフクイチ構内への同行取材を成功させ、事故現場の現状を明らかにしたいものだ…。
(取材・文/有賀訓、取材協力/桐島瞬、撮影/五十嵐和博)
【転載終了】