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四苦八苦

2009-03-01 14:23:08 | 雑学・豆知識・うんちく・小ネタ

先日の、お葬式の時にお坊さんの説教に「四苦八苦」と云う言葉の説明がありましたので、紹介します。

普通に私たちが使う、四苦八苦とは、大変な苦しみ。非常に苦労することですが、その語源は仏教用語だそうです。

四苦八苦は仏教語で、本来は人間のあらゆる苦しみのことをいう語。
四苦八苦の「四苦」とは「生老病死(しょうろうびょうし)」のことで、人間として逃れられない必然的な苦しみをさすのだそうです。

四苦八苦の「八苦」とは、生老病死の四苦に「愛別離苦(あいべつりく)」「怨憎会苦(おんぞうえく)」「求不得苦(ぐふとくく)」「五陰盛苦(ごおんじょうく)」の四苦を加えた八つの苦のことで、四苦と八苦で十二苦あるわけではありません。
後半の四苦の意味は、「愛する人と別れる苦しみ(愛別離苦)」「怨み憎む人と出会う苦しみ(怨憎会苦)」「求めるものが得られない苦しみ(求不得苦)」「存在を構成する物質的・精神的五つの要素に執着する苦しみ(五陰盛苦)」で、人間として味わう精神的な苦しみのことをいうそうです。

即ち最初の「四苦」は、「生老病死(しょうろうびょうし)」ですから、母親の産道を通って産まれて来る苦しみ。生まれた瞬間から老いて行く苦しみ。病にかかる苦しみ。やがては、死ななくてはならない苦しみ。ですから、動物として生まれたからにはどうしようもない苦しみです。

後半の「八苦(四苦)」は、人間として生まれた故の、精神的な苦しみで、これを超越することは並大抵ではないと思われます。

それでも、後半の「八苦(四苦)」は、心がけ次第では、いくらかでも和らげることが出来るかも知れません。

お葬式にあたり、自戒をこめて書かせていただきました。南無釈迦佛・・・

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