接骨院治療日記~奮闘記~

新規開業の接骨院の日々の日常や、患者様とのふれあい、治療家としての気づきなどをつづっていきたいと思います!

寝違えの考察

2013-03-07 20:16:47 | Weblog
今日は花粉が凄かったようですね。

私も、グスッとしながら仕事をしていました。

さて、今日は久しぶりに治療について綴ろうかと思います。

寝違え

だれでも一度はなったことがあると思います。

首がまわらなく、痛みと張りを感じ不快な日々・・・

一般的に頸椎の椎間関節の炎症と位置付けされていると思います。
しかし、頸椎の特徴は、脊柱で唯一の回旋の許容がある関節なのです。(その他にも、椎骨動脈を通すなどの特徴はある。)

そこで、私は頸椎と胸椎の機能障害であること考えます。

胸椎は肋骨により固定されているので可動がありません。(形状としては万能の関節可動をもっている。)

第7頸椎と第1胸椎の機能的異常、そして脊際の深部筋による極度の固定が行われていると推測して治療しています。
多くは、左右どちらかに変位していることが確認できています。

治療内容としては、患部には消炎治療(当院では、アイシングや超音波治療)関連する筋肉にリリースし
胸椎1・2に対し、痛みの少ない方向にモビリゼーション(もしくは、スラスト)を行います。
ポイントとしては、関節アプローチの原則から、患部の下部の椎間をアプローチするところです。

そして、治療後は、ほとんどの場合、炎症症状を呈しますので48時間の安静と温熱の禁忌を指導します。(アイシングは、熱感が強い場合以外は指導しません。ちなみにシップはOKです!たまにシップをアイシングだと思っている人がいますが間違いです。)
痛みの残存が強い場合は、タオルカラーの指導をします。

時には、学術のみではなく臨床の経験から治療を考えてみるのも良いことだと思ったので書いてみました。

鶴沢接骨院   香山 大樹