接骨院治療日記~奮闘記~

新規開業の接骨院の日々の日常や、患者様とのふれあい、治療家としての気づきなどをつづっていきたいと思います!

固定と機能

2010-03-18 19:53:48 | Weblog
今日は、久々に治療の概要の話を

固定方法のなかで、とくにスポーツの分野でポピュラーなのがテーピング

テープにも、色々ありますが中でもホワイトテープが一般的に頭に浮かぶのではないでしょうか?
このテープは、何をしているのか?ということろが今回の話の中心となります。

不幸にも、怪我をしてしまうことがスポーツではあると思います。最初は、応急処置(RICE)を行い、炎症症状を抑えることをします。

そして、程度にもよりますが約2週間が経ったあたりから運動をしたいという気持ちが湧いてくる時期だと思います。
治療者側の意見とすると、損傷している箇所の安定性を優先したいので日常生活程度の負荷が望ましいのですが、スポーツをしている方はみなさん我慢できない人が多いようです。

安静時の痛みが消えても、特に捻挫などは、関節の保護している『とめがね』の役目をしているので、痛めた姿勢(再受傷肢位)となるとさらに悪化してしまう恐れがあり、さらには脱臼などにもつながる可能性もあるのです。
ちなみに、使わなければよいかというとそうではなく、関節の機能の低下、骨萎縮、筋委縮を起こすことがあるので適切な期間と治療内容が必要だと付け加えておきます。

話をもどし、日常生活で問題はないから運動がしたいという方には固定をすることを条件に許可をしたりします。
大切なことは、患部の安静であり揺らぐことはないのですが、パフォーマンスが下がってしまうと運動に支障をきたします。
ここでテープの巻き方が見せどころとなります。固定したい動きとだしたい動きを確認し双方を両立させる。

例として、肩を前から挙げたいが、捻ることは避けたいなど・・・
プロの人になれば、ちょっとした動きがパフォーマンスにつながることもあるのでとても大切なことです。

これを確認しながら、テープを巻くことで固定と機能を両立させることができるのです。
もし、運動をしている方がいらっしゃれば、テープの際にはオーダーしてみることをおすすめ致します。