ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

光泉寺の大銀杏

2013-12-26 05:00:00 | 田舎

冬至を過ぎて三日経ちました。これからは日の出が約1分づつ早くなり、日の入りは約1分づつ遅くなっていきます。寒さはまだまだこれからですが、明るい時間が増えていくのは私は嬉しい、闇の世界が短くなっていくのです。近い将来起こり得る国際紛争に於いて、憲法9条を投げ捨て武力により解決を策す安倍自公政権、再び戦争と言う暗闇の世界が訪れることのないよう、平和な明るい国であり続けるよう微力を尽くさねばならないと思っているだけ、なかなか行動に足が踏み出せません。

先月の22日に大阪に戻る前、古座川町三尾川にある光泉寺のイチョウは色づいているだろうかと尋ねてみたものの、未だイチョウの葉は黄色く色づいてはなく、全体として黄緑色をしていたので残念に思い、次回12月なら丁度良いだろうと写真も撮らずに光泉寺を後にしたのでした。光泉寺の大銀杏は秋になると何度も訪れていますが、未だ黄葉の只中にある樹を見たことがありません。今回串本を訪れた翌日、昼食をとってから期待を込めて愚車を走らせたのでした。

             

桟橋の港に居た私は三尾川へ行くのにあの鍛冶屋のあった高富から行くのと、古座川を遡るのとどちらにしようかと迷ったのですが、姫に来たのに古座川を見ないで帰るのも片手落ちのような気がして、古座方面へ車を走らせたのですが、考えてみれば高富から北上すれば鶴川橋からは古座川沿いを走るのです。ましてや高富から上ったとしても帰りを古座方面へ走れば一周することになり、結局はどちらでも同じことだったのです。

                       

道路より少し高台にある光泉寺、屋根より高いイチョウの木は遠くからも見ることが出来、運転しながら葉が総て落ちてしまったイチョウを見て、びっくりした気持ちと残念に思う気持ちを抱きながら、車を停めたのでした。僅か20日間の間に黄金色に黄葉し、総ての葉を落してしまうなんて考えも及びません。大阪で見るイチョウなどは葉が黄色くなって1ヶ月ほど黄葉を楽しませてくれ、その後徐々に落葉していくのです。

       

それにしてもこのイチョウの枝から派生する(根なのか瘤なのか、よく知らないのですが)気根は見事です。大阪は府としての木をイチョウに定めていますが、このような気根のあるイチョウを見たことがありません。古座川町にも和歌山県にもこのように独特な雰囲気を持つ樹を天然記念物に指定する気運はないのでしょうか。

             

イチョウは銀杏と書く他に公孫樹とも書いているのをよく見かけます。イチョウを銀杏と書くのは実が銀杏(ぎんなん)であり、読み方が違うのでしっくり来ませんが、公孫樹の方は植樹したイチョウは孫の代になって実が食べられるようになるからだとか、こちらの字の方がイチョウをよく表していると思います。私は勝手にイチョウは長く生きるので何処の樹も子孫代々受け継がれる樹だという風に考えていました。

             

目的の黄葉が見られなかったので、最近は長く歩いてないこともあって、少し三尾川の村落をブラブラしてみようと考えました。車で来た方はさておいて、光泉寺より前方に向かって歩き出しました。狭い耕作地が左側に並んでおり、少し離れたところに立札が立っており大きな字が書かれていますが、上の段の三尾川小と下の段の学と田は読めますが、真ん中の字がどうしても読めません。帰って写真を拡大して見ると校と言う字、これで三尾川小学校田と書かれているのが解りました。小学校の児童が田植えから稲刈り、そして脱穀して収穫したコメを食べるのでしょうね。


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