15年ぐらい前に、何故だか忘れましたが、このブログにも度々登場するK川君とここ伊勢志摩にやってきたことがあります。今回外宮や内宮を歩いてみて、その時は神宮内を歩いたという記憶が甦って来ないので、周りをドライブしただけだったかも知れません。名古屋赴任時ですから8~9年くらい前にもこの辺りに立ち寄った記憶がありますが、その時はおかげ横丁で何か買ったくらいの記憶しかなく、おかげ横丁も今回より規模が小さかったような気がします。
そのようなグータラな記憶なので、伊勢の地をどう走ったらいいのか見当もつきません。道路標識の通りに内宮を目指しますが結構遠くて、伊勢西インターの前の御木本道路というのをずっと直進したせいか、内宮とはかけ離れた駐車場で停めてしまいました。浦田と言う交差点で右折して伊勢街道を走れば、内宮の直近の駐車場に入れられた筈です。
駐車場の近くには赤福を売っている店や昼食をとれる店もありましたが、内宮やおかげ横丁は何処かと尋ねると、地下道を潜ればすぐにおかげ横丁に出、その道を進めば内宮へ辿り着けるとのことでした。もう12時近くになっていたので、その場で昼食をとっても良かったのですが、おかげ横丁で何か食べようと思う魂胆のあった3人でした。
長い地下道を通るのかと思いきや、道路を横断するための地下道で20mぐらいでしたか、道の両側には近くの風景が描かれていて目を楽しませてくれる筈ですが、私たちはゆっくり見てはいません。
地下道から上がって道沿いに進むと商店街らしき道に出ます。そこを左に曲がるとおかげ横丁らしき賑わいになってきます。暫らく歩くと神宮道場なる建物、門が開いていますが“関係者以外立入禁止”になっています。何のどんな道場なのか気になりますが、お腹が減ってますし、入ってはいけませんから入りません。あまり高圧的なら道場破りをしたくなりますが、太刀打ち出来ますまい。でも、神宮に関する道場ですから、どうせ伊勢神宮に関しての道場なのでしょうから、知りたい人には入ってもらった方が良いんじゃないのかと思いますね。
店はたくさんありますが、同じようなものばかりです。赤福とか牛肉の串焼き、手コネ寿司、伊勢うどん等々、どれもが皆高い!赤福本店の前はその店で食べるのにいっぱい並んでいるし、適当な店が見つかりません。このような店の中で異彩を放つ洋風の店を見ると、これまた妙に入り辛く感じるのは私だけでしょうか。
この道を車が通るので、危ないです。いっそのこと進入禁止にして車など気にせずに歩きたいと思いますが、住民にとってはやはり必要なのでしょう。でもどうみても住民のものとは言い難い車も通ります。
赤福本店の横に橋が架かっていたので何処へ行くのかも分かりませんが渡ってみます。川は五十鈴川、内宮へ参拝する前に沐浴すると言う川です。
みんな渡っていますが、おかげ横丁や内宮には関係のないところでした。
橋の彼方の山は美しいですね。街並みには入らずに橋を引き返します。
元の横丁に戻って、通りから少しだけ中に入ります。何故か食欲をそそるものがありません。全体的に大阪より値段が高いことに起因するのかも知れません。これだけ観光客が往来しているのですから、せめて大阪並の大衆的な値段にして欲しいものです。神宮があるから価値があるなどと考えられては、食べる方としてはたまったものではありません。
迷った挙句に『豚捨』と言う店で牛丼を食べることに・・・他にも牛鍋(2100円)や網焼き、しゃぶしゃぶ、すき焼き(各5250円)もありましたが、とても昼時に食べる値段ではありませんし、(お酒を)飲めないので食べる気もしません。『豚捨』は名前通り豚は売っていません。でも羊も鶏も売ってないので、その名から牛だけを売る店とは理解し難い。
牛丼より親子丼があればそちらを食べたいと思うような、牛丼です。味は?と言えばご飯の上にこま切れ肉のすき焼きを乗せたものと言っていいのではないでしょうか。卵も付いてないので甘い!辛い!何故か紅ショウガが付いているのが、吉野家とかすき家と同じですが、値段はこれで1000円です。もしこの項を見て、おかげ横丁に行く機会がある人がおられれば、ここの牛丼だけは止めといたほうが無難です。濃~い味の好きな人はどうぞ。
他に注文したのが1個90円のコロッケ、私は要らなかったので2つ頼んだのですが、1個の半分を味見にとくれました。味は?と言えば美味しくないとしか言いようがありません。これなら家の近くの光食品の1個60円のコロッケの方がずっと美味しい、伊勢神宮の威勢を借りてぼったくってると言われても仕方ありません。
牛丼を食べたのが12時半ごろ、おかげ横丁を抜けて、内宮へと渡る橋の手前の広場に来ています。もう1時です、中央の木と木の間の空間がおかげ横丁です。
この橋を渡ればいよいよ内宮、橋の名前は宇治橋、写っている鳥居は宇治橋鳥居と言います。
これは内宮の散策を終えて再びおかげ横丁を抜け、駐車場近くの赤福五十鈴川店まで帰って来た時、あの牛丼を食べてウンザリしているのに、出来立ての赤福餅で目を白黒させながら食べている時、ふと庭を見ると井戸があるのに気付いたのです。この水は飲めませんとと書かれていますが、水が出ている様子もありませんでした。