おはようございます。
自己PR文の提出を指定されていない場合、自己PR文を提出しても得ではありません。どうしても読ませたい傑作なら、『提出書類の指定はありませんが、添付資料として自己PR文を書きました』と、カバーシートの1枚を入れて、職務経歴書の最後の行の右寄せした以上の次の次の行に、『添付資料：自己PR資料』と書いてください。
しかし、職務経歴書の中に項目を上手く設定し、短く説明するのがベストです。ある条件下で、自己主張できるのは素晴らしい才能です。採用担当者も面接官もその能力を見てくれます。短く大量な情報を伝えることが会社の業務に必要だからです。コミュニケーション能力を評価されます。
お酒の強さとカラオケの歌に自信があれば、PRも面白いかも。面接官が同好の趣味かも。バドミントンや草野球も、常務や専務の趣味かも。上手く自己PR文に書くと合格のチャンスが増えます。
読書や音楽が好きで書きたいなら、工夫が要ります。固有名詞が必須です。ブロードウェイでミュージカルを見るのが好きならそのまま書けます。要はレアな表現をしてください。
ペーパー試験の合否に趣味は無関係でも、面接に役立ちます。試験官が質問するかもしれません。趣味の話なら流暢に語れます。話術が優れた人だと判断され、営業担当や企画担当に採用されるチャンスが増えます。しかし、語りすぎはいけません。質問の答えは1分以内に留め、次の質問を待ってください。
経営者も、学校の管理者も年寄りが多く、最近の若い担当者の国語力の低下を嘆いています。採用責任者が人事畑なら、文章に煩い人の可能性が高いと考えられます。文豪の表現が好きな可能性が高く、琴線に触れられます。芥川や漱石の短編を読み直し、多様な表現を学んでください。この人は違うと感じさせられます。
自己PR文は散文です。極力、大和言葉を使うのが基本です。難しい漢字を使っても、国語力のPRになりません。難しい漢字は文字数制限の限界近くのとき、字数を減らす工夫程度です。老眼の責任者を想定します。
英語が得意な帰国子女が外資系を受けるなら、事前に担当者にきいて、オーケーをもらえたら英語で構いません。しかし、日本企業ならオーケーと言われても、和訳の資料も添付すべきです。英語が不得意な重役が最終判断するかもしれません。英語を読めなければ、不戦敗です。
転職者に必要な応募資料の3つを詳しく説明してきました。私が執筆担当した本をすべて紹介できました。ここは、丁度良い切れ目だと思います。少しの期間、新しい記事の掲載をお休みします。
毎日千字の目標は大変でした。文字数は減らすつもりです。再開の編集方針は決まっていません。でも、今年度中に再開したいと思っています。再開の節は、宜しくお願いいたします。
