創造性の開発 新規商品を企画しよう

新規商品企画の成功学
求むる所第一義
随時随所楽しまざるなし

商品企画は文系業務

2017-10-15 04:25:12 | Weblog

 おはようございます。

 第7章の、商品に必要な資料、になりました。今まで説明してきたプレゼンなどの資料は開発スタート前に必要な資料です。この章までに説明してあります。この章の説明にはありません。ユーザーニーズやアンケートの調査結果も開発スタート以前に必要です。

 この章は、アイデア段階から出荷までに必要な代表的な資料の説明です。むしろ必要最低限の正式な資料かもしれません。以前企画決定された商品の資料を参考にして、きちんと体裁を整えることが大事。先頭ページに一覧表があります。以下に転記します。

 商品企画は文書を作る仕事がたくさんあります。私の経験では、事業部長が企画部長兼務。おまけにアイデアマンで実行力があり、おまけに短気でした。彼は資料つくり時間などお構いなし。どんどんアイデアをくれました。相談し納得すると、資料の内容に影響しました。校正作業は大変です。企画は国語力のある、文系センスが必須の業務です。私は研究管理が適している、企画に向いていないと、国語力のなさを嘆いていました。アメリカ向けなら下記の資料の翻訳も、ですから英語力も必須。

『1)商品概要説明書:部門内の根回しと意思決定に必要である。

 2)商品企画書:会社として正式な企画決定に必要である。

 3)営業説明資料:営業のニーズ調査のために必要である。

 4)操作機能説明書

 5)営業説明用Q&A資料

 6)操作説明書、取り扱い説明書

 7)成功ユーザー事例』

 上記の他に、カタログの原案、新聞発表原稿も、私の課で作成しました。国内向け商品では普通でした。この二つは非常に大切な資料でした。美的センスも必須です。社長はカメラが趣味、ダメ出しされるとリカバリーが大変でした。おまけに商品開発は遅れが常。急いで担当者が文書を作り、チョンボ誤りが発生しました。

 社長も見るこの二つの資料はまず事業部内と、事業本部長の了解も大変。早く見せることも必要。その上、外部へ提供する資料であり、色々なところからそれぞれの考えを言ってきます。要するに、企画は根回しが大事であり、正式資料に印刷する前に、皆さんの了解を頂くことが必要です。

 カタログのデザインや文言に皆さん独自のセンスがあり、多くは対応することになりました。会議や面談を上手く進めるには形而上学的なセンスも必要な業務なわけす。やればやるほど、創造性開発が好きな私は続ける自信がなくなりました。

 今日はここまでにします。

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