おはようございます。
職務経歴書のヘッダー部分の次に、すなわち文章部分の先頭部分に自分自身のアジェンダを書きましょう。アジェンダとは概要と訳せますが、国際会議や海外企業との打ち合わせには、まず今日のアジェンダを話し合い、お互いに確認します。概要は作成者の意図ですが、アジェンダは双方が納得すべき、話し合いのテーマです。冒頭の打ち合わせで変更も追加もあります。アジェンダの使い方に慣れましょう。
履歴書に記載した職歴と成果と、志望動機を上手く統合し、短く記載します。私が小論文で言う、先頭部分に結論として、願わくば3行以内、100字以内で言いたいことを言いきることと同じです。100字程度しか、会社の責任者は読みません。忙しいからです。おまけに優良企業ほど応募者が多く、面接責任者は文書を詳しく読めません。経歴書も立ち上がりで勝負が付きます。
提案書式は、色々な業務を経験している、専門性に自信がない人に特に勧めたい書式です。書くことによって自分の強みであるスキルを認識できます。例えば、数年間派遣社員をしていて、設計業務を担当しても、会社によって使うデザインツールは違います。業務の流れもちがいます。
派遣先ではいつもゼロから操作を覚え、初心者並みの不慣れな作業しかできなかったかもしれません。営業を長く続けても、それぞれ販売手法は違い、専門性を身につけられていないと厳しく自己評価している人もいるはずです。
そのような人が時系列式で記載すると3ページほどの山場のない資料になります。自信の無さが滲み出ている資料になります。冒頭の1、2社の派遣業務の部分だけで不合格です。
すでに言ってきたように自分を売り込むと言うこと。商品説明にたとえると、高機能高価格なシステム的な商品を販売することなのです。明確な企画意図と機能概要が冒頭にあれば、読み手も聞き手も全体像を把握でき、難しい説明も理解しようと努めます。読む気にさせることが大事なのです。
その次に、中央部に時系列式で淡々と、記述を短くするため、箇条書き中心で、詳細をまとめます。年代順に業務を経験した経緯と、その時身につけたスキルを箇条書きします。
興味を持っても、忙し人は箇条書き程度しか読んでくれません。書いた職種すべてについて5W1Hが書かれているか丁寧に確認してください。商品にたとえると、すべての特徴機能を分かり易く、箇条書き説明することと同じです。
以上で経歴書の半分ができました。続いて、分類体系式部分、グリコのおまけ部分です。koderaの小論文の書き方と同じです。4部構成が人を説得し易いものだから。
今日はここまでにします。