策の良否は環境次第

　おはようございます。

　コロナウイルスの患者が増え続け、ついに安倍首相が教育委員会に公立学校の2週間閉鎖を要請しました。政府は学童保育の施設や職員への支援や子供の世話で仕事ができない保護者への補助に力を入れるようです。

　問題は中高生です。親や学校の先生の指示に従わず、仲間とつるみます。心配した通り、カラオケ、ゲームセンターに行き、繁華街にたむろする中高生が増えました。大人も検査で陽性が分かっても入院の前に飲みに行きます。自宅待機に従わずライブやジムに行きます。子供なら当たり前。

　街に出かけた中高生にインタビュー。することがない、ディズニーランドが閉園し行く所がない、だからしていると言います。春休みが1か月になり、好きなことも自分を磨くことも無いナイナイとは、恐れ入り谷の鬼子母神。

　開成などの偏差値トップの私立国立の生徒さんはどうでしょう。先生は個の勉強に任せています。通常通りでしょう。3学期はほとんど休み。1回の定期試験が終わり、個人毎に好きな趣味や芸事や勉強をしていると思います。

　多くが鉄緑などの厳しい受験塾に通い、医者、弁護士、国一などを目指します。日ごろの大量の宿題をする暇ができたと喜んでいるでしょう。開成や東大の講義より、鉄緑の宿題とテストが大変だったとクラブの会員が言いました。開成生は今回の騒動でさらに暇ができ、頭が磨かれます。

　中堅どころの中高一貫校はどうでしょう。多分先生が今こそ勉強するチャンスと生徒さんを熱心に指導しているでしょう。好きな領域を伸ばし、苦手な科目も勉強しろと。中堅どころに素直な生徒さんが多く、家で勉強、読書、音楽を練習している人が多いと思います。

　偏差値40以下の中高の生徒さんは、先生に言われても豚の耳にタコか。何時も注意され、言われたことを嫌々してきました。そのように教育され、そんな性格になり、勉強もスポーツも自らせず、落ちこぼれ、当然勉強など大嫌い、つるむしかできません。

　個の意思が一番の問題ですが、環境が人を作ります。会員の優秀な先生やお医者さんに開成の良い点を聞くと、良い友人ができることと言います。東大や医学部に進学した人は、開成には特別優秀な人がいた、自分は普通、人間関係が楽だったと言います。

　今の周囲のレベルは低い、言葉が難しい、医学部や東大の人より開成の同級生が優秀と言います。肺炎騒動の学校閉鎖で暇ができ、周囲に追いつこうと思い、開成生は勉強します。環境が彼らを勉強させ磨いています。

　偏差値が中間の一貫校の生徒さんは自分がさほど優秀ではなく、周囲も一部が優秀なだけ、ほとんどの人が普通と評価しているでしょう。学校の指導が良く、生徒さんは指示通りに自宅学習しています。

　中間一貫校も大変に結構です。古いタイプの日本人を育てます。彼らは将来、仕事ができる人と評価されるでしょう。予言者になりました。(笑)

　今日はここまでにします。