夢!進行形。港が見える丘ガーデン

ミントさんの庭に憧れて、少しでもブルーガーデンに近づけるように日々奮闘する田舎のおばちゃんの日記です。

京都市京セラ美術館 & ポンペイ展

2022年06月16日 20時14分38秒 | 美術鑑賞


没後50年鏑木清方展
を鑑賞した後は、この京都国立近代美術館の
お向かいにある
京都市京セラ美術館
そこにいた。
ポンペイ展の鑑賞に向かいますが
高知では小降りだった雨が本降りになってきました。


この鉄筋コンクリートの近代建築に
和風の屋根をのせた和洋折衷の建築スタイルは
現存する公立美術館としては
最も古い貴重な建物です。

この美術館は昭和8年、昭和天皇即位の礼を記念した
大礼記念京都美術館」としてスタートしました。

戦後「京都市美術館」と名称を変更し
「ツタンカーメン展」や「ルーブル展」などを
紹介してきましたが、
老朽化問題もあり、開館80年周年を機に
平成29年「京セラ株式会社」がネーミング
ライツパートナー企業となり
京都市京セラ美術館」に名称が変わりました。

そして2年に及ぶ工事を経て
令和2年4月4日、リニューアルオープンを
迎えました。


掘り下がって行くスロープを進み
メインエントランスへと下って入ると、両側には
ミュージアムショップとミュージアムカフェがありますが
ホールの天井の高さは以前のままで、
圧迫感があります。


それでは入場して
ポンポンペイ展へようこそ


2000年前の古代ローマにタイムスリップ!

紀元後79年、ヴェスヴィオ山の噴火により、厚い火山灰の下に
埋もれたローマ帝国の都市ポンペイ。
約1万人が暮らした都市の賑わいをそのまま封じ込めた
タイムカプセルともいえる遺跡は、1748年の再発見以来
多くの人々を魅了しています。
本展はポンペイから出土した多くの優品を所蔵する
ナポリ国立考古学博物館の全面的な協力のもと、
日本初公開を含む約120点の名品を紹介。
ポンペイ遺跡でも著名な邸宅の一部を再現展示するほか
遺跡の臨場感あふれる高精細画像など、
2000年前にタイムスリップできる空間演出も
お楽しみいただけます。
高度な文明と豊かな暮らしを今に伝える貴重な出土品を
通して、ポンペイの繫栄とそこに生きた多様な人々の
実像に迫ります。



ここは写真撮影がOKです。


2年前にイタリアに行った時に
ポンペイ遺跡には行ったので、目新しいものは
ないだろうと、高をくくっていましたが


そんな先入観は、鑑賞が進むにつれて
無くなっていきました。

黒曜石の杯
アレクサンドリアの宮廷を彷彿とさせる。


装身具の数々

右端のネックレスは、エメラルドと真珠母貝で
作られて、遠方からの貴重な素材を
ふんだんにあしらっています。

海獣と女神のカメオ

出土された炭化したパン


これは何だと思われますか?
富豪の家にあったと思われる金庫です。

左は仔豚形の錘 右はアヒルのケーキ型
このようなブロンズ製の機能的な日用品も
多数発見されました。

ホールにある壁画?のレプリカ
えっ!これ踏んじゃっていいの?

美しく彩色された壁画も・・・・



私たちが観光したポンペイは
掘り起こされた都市を見ることは出来ましたが
この様な壁画や出土品は見ることができませんでした。
だから今回の展示されている優品を見て改めて驚きました。

ポンペイ遺跡を訪れたら
共にナポリ国立考古学博物館も訪れることを
お勧めします。
どちらか一方だと、ポンペイ遺跡の魅力は
半減したままでしょう。


鑑賞後
リニューアルされた館内を歩いてみました。



この重厚感は89年前のままです。

この先には・・・・



東山を借景した日本庭園が


この庭園は以前からあったにもかかわらず、
館の裏手に位置したために、あまり存在を
知られてこなかったそうです。



今日はここまで・・・
また明日ね。

今日も来てくださってありがとうございます。




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