思いつくまま感じるまま。

身辺雑記です。
何でもありの記録
HN天道(てんとう)

ドッグイヤー

2006年04月14日 | Weblog
犬は人間の何分の一かの生存年数で人生を終える。
人間の7倍くらいのスピードで一生を終えることになる。
在職していた頃、経営の革新を「ドッグイヤー」の精神で進めろとか標榜されたことがあった。
のんびりやってる奴は給料下げるぞ、という訳だ。

犬は生きてもせいぜい20年、だからといって人間が90年生きるほどの経験を20年でするわけではない。のんびりボーッと生きてる犬でも20年は20年。

私、歳を重ねるほどに時の経過がスピートアップしているような気がする。
特に1週間・1ヶ月なんかあっという間に過ぎてしまう感覚だ。
これは何故なんだろう。
深層心理として「時の流れよ止まっていてくれ」という願望がある、つまり自分の意に反して時が早く流れすぎるという心理があるからかもしれない。
特に歳をとると後何年生きれるのか大よそのメドがたつ。
先が見えてくるわけだ。

何十年も会社に縛られた時期から開放されて、「さあ、あなたの自由ですよ」といきなり言われてあたふたしている。
「えっ、何をすればいいの」
女房には「指示待ち人間め!」と馬鹿にされる。

物の本を読めば、定年10年前くらいから老後の設計をしなければならないなんて言ってる人がいる。そんなことが出来る会社員が何人居るだろうか。
たいていの人は上司も部下もいない世界で迷える子羊になる。私はどこへ行けばいいの。
特殊技能でない限り知識も経験も「帯に短し襷に長し」で殆ど役には立たない。
ボランティア活動?、ボランティア精神はお持ちでしょうか、いいえ持ち合わせておりません、じゃ止めときな。

かくのごとくして時は流れるように過ぎていく。
やがて人生に興味を失えば本当に老いる。
しかし、わたしゃ60代の抵抗を続けるぞ。

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3 コメント

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私も、そうでした。 (ひろぴん)
2006-04-14 17:42:24
自分の意志ではなく、主人のハワイ行きが決まったので、仕事を辞めました。



当初、私は、日本に残って、今の仕事を続けながら、金銭面で夫を支えていこうと思っていましたが、夫婦が離れて暮らすと、よくないと周りから、主人からも言われて、しぶしぶ仕事を辞めたのです。



ですから、”専業主婦”になるなんて、夢にも思わなかったのです。それが、現実となったとき、毎日、何をしたらいいのかわかりませんでした。一日のスケジュールが決まらないことの辛さが身にしみてわかりました。



>特に歳をとると後何年生きれるのか大よそのメドがたつ。



本当ですか?

時の経つのは早いものだと気づいたのは、25歳を過ぎた頃からでしたが、後何年生きれるのかのメドがたつなんて



>わたしゃ60代の抵抗を続けるぞ。



その気持ちこそ、「若さを保つ」ヒケツなのでは?
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こんばんは~ (sake)
2006-04-14 22:47:35
定年になって「さて今日は何をしよう」なんて言える生活に憧れていました。でも、実際になってみると戸惑う方が多いんですね。



今の忙しさにも感謝した方がいいのかな?あれ?私の頃って定年があるのかしら?
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Unknown (本人)
2006-04-14 23:31:24
ひろぴんもsakeさんもそれなりの決心と決意で自分の人生を選択された方ですよね。

私から見れば若くて何でもありの未来を持っているように見えます。

信じる道を精一杯生きていけば後悔のない人生を生きれるものと思います。

悔いのない人生を生きるには確たる信念が必要ですよね。

人生に定年はありませんよね。仕事の定年は人生のほんの一区切りのはずですよね、と考えたりしています。
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