副題
当年60歳、排泄も入浴もお世話させていただきます
帯に
「介護職は最後の手段」
それでも私が続けるワケ。
介護職員が立ち尽くす老いと死の現場
想像を超えた風景
数年前に妻の母親が老人ホームで生活していた。
最後まで私の顔も妻の顔も忘れることはなかった。
しかしあり得ないことを真実のように話し始めていた。
最後は罹りつけの病院に入院し亡くなった。
その老人ホームには月に2回ほど訪問していたが、独特の匂いには慣れなかった。
防腐剤のような、と何の根拠もなく勝手に思い込んでいた。
この本で一つだけ印象に残っているのは、刺青の話だ。
上品なおばあちゃんをお風呂に入れてあげるとき見えた内ももの刺青。
「佐吉」と漢字で彫ってあったそうな。
戦争で夫を亡くし、一人で子育てしながら生き抜いてきた女性だったとか。
夫の名前だったのでしょうか。
誰も何も聞かず、彼女も決して語らなかったそうな。
女の凄さを感じます。
当年60歳、排泄も入浴もお世話させていただきます
帯に
「介護職は最後の手段」
それでも私が続けるワケ。
介護職員が立ち尽くす老いと死の現場
想像を超えた風景
数年前に妻の母親が老人ホームで生活していた。
最後まで私の顔も妻の顔も忘れることはなかった。
しかしあり得ないことを真実のように話し始めていた。
最後は罹りつけの病院に入院し亡くなった。
その老人ホームには月に2回ほど訪問していたが、独特の匂いには慣れなかった。
防腐剤のような、と何の根拠もなく勝手に思い込んでいた。
この本で一つだけ印象に残っているのは、刺青の話だ。
上品なおばあちゃんをお風呂に入れてあげるとき見えた内ももの刺青。
「佐吉」と漢字で彫ってあったそうな。
戦争で夫を亡くし、一人で子育てしながら生き抜いてきた女性だったとか。
夫の名前だったのでしょうか。
誰も何も聞かず、彼女も決して語らなかったそうな。
女の凄さを感じます。