思いつくまま感じるまま。

身辺雑記です。
何でもありの記録
HN天道(てんとう)

モロッコ、犠牲祭。

2006年12月30日 | Weblog
モロッコ旅行。

イスラム教国であるモロッコの大きな行事が「犠牲祭」で、今年は年末がその日に当たるそうです。
犠牲祭は旧約聖書の古事に倣うもので、その日は各家庭で羊を殺して近所の貧しい人に一部を「喜捨」の教えに従い分け与えます。

モロッコの人口は約3000万人、年末までに犠牲になる羊は約500万頭だそうです。

至る所で羊の市が立っていました。
1キログラムいくらの表示が出ています。
1頭を図って値段が付くのでしょう。
都市部のスーパーマーケットの片隅にテントが張られ羊が中で群れています。
郊外の草地にもたくさんの人と車が集まって運ばれた羊の市が立っていました。

車窓からも羊を追う羊飼いの姿が方々で見られました。

モロッコ、田舎の風景

2006年12月30日 | Weblog
モロッコ旅行。

モロッコは地形的にも非常に変化に富んだ国です。
アトラス山脈をはさんで北西部は肥沃な土地に恵まれた地域ですか、南東部は荒れ野が続く痩せた土地が続きます。そしてサハラ砂漠に続いてゆきます。

国土の面積は西サハラを除いて日本より少し大きい程度です。
国土の南端が西サハラに接していて、西サハラはモロッコから独立したがっていて国連の管理下にあるようです。

その痩せた土地をバスで移動している際に車窓から写した写真です。
これはこの横の道路でトラックがハンドル操作を誤って横転し道路をふさいでしまい一時交通がストップしたものです。

いつの間にか道路わきの小高い丘の上に子供づれの母親がどこからともなく集まってきて、飽きる様子もなく事故処理の様子に眺めいっていました。

このあたり山間部は、家は日干し煉瓦を積み上げて作るそうです。
日干し煉瓦とは、土泥に麦わらを混ぜたものを日に干して固めたものだそうで、雨には非常に弱い。しかし、殆ど雨は降らない。

水汲みが女性の仕事だそうです。
水場から1頭のロバと3人の女性が水を運んでいました。

洗濯も女性の仕事、あちこちの川で洗濯している集団の女性を見ました。
川の水は我々が見る限り泥水です。
そして、川辺の岩や石ころの上に洗濯物を広げて乾かします。

また背中に薪を背負っている女性も見かけました。
冬の暖房用の薪です。

都市部はかなり電化も進んでいるようですが、山間部の田舎はまだ自給自足の生活者が多いと聞きました。