商談も最終局面になり、後は相手の返事をもらうだけ、となった時に、
多くのパターンで出る言葉が、「それじゃ、後で検討して見ますから・・・」
と言う言葉です。
この「後で検討して見ますから・・」と言われると、営業経験の浅い方は、
「検討してくれるんだから、見込みあるな♪・・・」と期待してしまいますが、
営業経験のある方は、こう思います。
(えっ、検討するって、それじゃぁダメじゃん・・・)
もちろん、本当に“前向きに”検討する方もいらっしゃいますが、
その多くは、期待はずれに終わる、と言うことを知っているからです。
なにせ、その場で相手が答えを出さないのは、今いち乗り気でないか、
あるいは、その場では断りづらい・・・と言うケースがあるからです。
しかしそうなるのは、相手側よりも、営業する側に問題があると言う
ことを、ご存知でしょうか?
それは、
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・その場で返事を出せない・・と言うだけの説明しかしていない、
・判断するだけの十分な情報を与えていない・・・
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と言うことがあるからです。
人は何かを決断する時は、自分の出した答えで失敗をしたくない、
そして後悔をしたくない、と思っていますから、その決断をするのに
“説明不足、情報不足”では、その場で決めたくても決められない
と言うのがあるので、思わず「後で検討して見ます、」と言う言葉が
出てしまうのです。
そこで、その場で返事を貰いたいと言うならば、決断させるだけの
説明や情報を、相手に与える必要がありますよね。
それには何が足りないのか、相手に聞いて見ないと分かりません。
その確認の仕方がこれです。
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相手「それじゃ、後で検討して見ますから・・・」
営業「そうですか、
検討して頂けると言うことですね。
ありがとうございます。
では、検討しやすいように、
もう少し説明させて頂きたいと思いますが、
検討されるのは、どの部分になりますか? 」
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と、相手が判断しかねている部分を確認し、その場で決断させる
だけの情報を与えるようにれば、今以上に結果に結びつけること
も可能になりますよね。
「後で検討して見ますから、」と言われたら、どの部分で検討される
のか、聞いてあげれば良い、と言う訳です。
どうぞ、お試し下さい。
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