国道122号沿いの音楽喫茶 『ドルフィン』

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大阪ジャズ紀行 「ロリンズが大阪へ来いと呼んでいる!」

2010年10月11日 | マスターの紀行文
今回の大阪訪問で重要なイベントはソニー・ロリンズのライブであった。
ちょうど3年ぐらい前に
「ロリンズ、日本最後のライブ」と銘打たれてのライブがあった。
当然のことだが、新聞で記事を見つけたときは
「こりゃあ、行くべきだ」と思いながらも
何とはなしになあなあになってしまい、結局は行くことがなかった。

「まぁ、ロリンズとは縁が無かったのか…」と思い、
それほどがっかりもしなかったのは、
元々僕がそれほどロリンズ好きではないからだろう。
現に様々なライブ評を見てみると、
この時のライブはあまり良いものではなかったようだ。

それが今年。
再び「最後のライブ」がやってきた。
まぁ、運が良くなければこういうことはあり得ない。
考えてみればソニー・ロリンズは、ジャズの黄金期を生き抜いた巨人である。
前に「Lacuji」のマスターとも話をしたが、
「一回ぐらいは聴いておかなきゃね」という生ける伝説である。

残念ながら東京では平日で日程の方が合わない。
ならばこの連休を使って、大阪に行くのも一興かと思い、
今回の大阪訪問へとつながる。

事前に『JAZZ JAPAN』にロリンズのインタビューが載り、
かなりの意欲が見られたのも期待を持たせてくれた。
大阪と言えば、音楽評論家の中山康樹氏の出身地であり、
マイルスの『アガルタ』と『パンゲア』の生まれた地でもある。

過去、大阪には一度しか足を踏み入れたことがない。
しかもそれは中心地ではなく、
高校の修学旅行で自由行動の日にわざわざ京都から出向き、
なぜか大阪湾で遊覧船に乗ったという、全く大阪らしくない思い出しかない。

今回のロリンズのライブは大阪NHKホールであったから、
自然と中心地への観光も含むことができるとなかなかのわくわく感があった。
そしていざ大阪へ…

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