国道122号沿いの音楽喫茶 『ドルフィン』

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ジャコ・パストリアスとウェザー・リポート

2012年09月25日 | マスターの独り言(アルバムのこと)
先日、ジャコ・パストリアスについて
Twitter上のフォロアーさんたちと盛り上がった。
ちょうどジャコの亡くなった日で、
まぁ、ジャコを語るには良い日だったのかもしれない。

僕はジャコ・パストリアスについてそれほど詳しく知っているわけではなく、
ウェザー・リポートに所属をしていたことと
死直前にコカイン等々で生活が荒れていたこと、
それでもベーシストとしての腕は一流だったことという程度でしかない。
実のところそれほどジャコを深く聴いているわけでもないのだ。

とはいえジャズを聴いている者にとってジャコはある程度避けては通れない人物でもある。
考えてみるだけでもジャコの参加をしたアルバムは持っているし、
好きなジョニ・ミッチェルのアルバムにも参加をしている。
ベーシストのしっかりしたアルバムは、ただ表面上の曲を聴くよりも
深みがあり、またどっしりとした安定感を備えている。
一流だからこそジャコの参加をしているアルバムはやっぱり一級品なのだ。

さて、ジャコがウェザー・リポートに所属をしたのは、
『ブラック・マーケット』の時からである。
僕は最初のベーシスト、ミロスラフ・ヴィトウスも好きなのだが、
『ブラック・マーケット』『ヘヴィー・ウェザー』『MR.ゴーン』といった作品ももちろん好きである。

ジャコが所属してからのウェザーは一聴ポップな感じもするのだが、
コンポーザーのジョー・ザビヌルがしっかりと手綱を握りながら、
ウェイン・ショーターやジャコの良さを引き出している。
『ブラック・マーケット』は特にジャコ参加の最初のアルバムであるから、
激しく紡ぎ出される低音に、ショーターのサックスがのることで
幻惑的な世界がかもしだされる。

ジャコ・パストリアス、
自らの才能を理解し、素晴らしい演奏を残したある1人の天才

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