国道122号沿いの音楽喫茶 『ドルフィン』

さぁ、音楽を聴け!
コーヒーは自分で沸かして用意して…
そんな仮想の音楽喫茶

東京美術・ジャズ巡り 第2章「都会の真ん中で宝物を見つけるのだ!」

2009年05月03日 | マスターの紀行文
ジャズを聴くようになっても
自分でLPを買うことになるとは思ってもみなかった。
ジャズ喫茶に通うようになり、
ジャズを聴いていくにつれて、
ジャズの本質はLPにあるのではないかと思うようになった。
それにCDでは手に入りにくいアルバムも
結構安い価格でLPなら見つけることができる。

LPは片面20分程度しか入らない。
ジャズの場合だとだいたい15分程度で3曲が基本となる。
これが人間の集中力の持続時間と一致している。
ひっくり返すという手間はかかるが、
ちょうど集中力が切れかかる頃に作業が入るのである。
(それ以前に集中してなければ意味はないが……)

上野のお山を出た僕は、
次にお茶の水へと足を進めた。
お茶の水にもディスクユニオンがある。
友達曰く「ディスクユニオンに通うようになるとコア」だそうだ。
ディスクユニオンのジャズ館もCD、LPで埋め尽くされている。
ゴールデンウィーク中は廃盤セールもやっているので
レア物と巡り会う確率も高くなる。

水道橋に向かって歩いていくと老舗のレコード屋がある。
黄色い看板が目印の「トニイレコード」である。
1階は通常のレコード屋のように見える。
だが、2階はカオスだ!
やたらめったらに積まれたLP!
どこに何があるのか誰にも分かりそうな感じではない。
とにかく「発掘」していくしかない感じである。
そしてその中に仙人のごとく鎮座していたのが、
店主の西島さんである。
何か言うわけではない。
ただ静かにLPを取り出しては状態を確認していた。
僕は黙々と発掘を続けた。
結局2階ではお目当て品等々とは出会えなかったが、
いい物に出会うには、それなりの努力と苦労が付きものなのだ。

1階でいくつかのLPを購入して、
さぁ、いよいよ最終目的地に向かって出発である!

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