国道122号沿いの音楽喫茶 『ドルフィン』

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そんな仮想の音楽喫茶

東京美術・ジャズ巡り 第1章「名画もやはり噛みしめて観るものなのだ」

2009年05月02日 | マスターの紀行文
いよいよゴールデンウィークに突入!
そうは言っても特に予定は立てていない。
人がたくさん集まるのでゴミゴミとしていてイヤだし、
なによりも新型インフルエンザが気になる。

そんなこともあって今日だけ外出の予定を立てた。
まず向かったのは上野のお山。
国立西洋美術館で「ルーブル美術館展」をやっていて、
これは一度は行っておかなければと思っていたのだ。
なによりもフェルメールの「レースを編む女」が来日している。

フェルメールはここ何年かで盛り上がりを見せている。
昨年も大規模なフェルメール展が開かれて話題になった。
17世紀のオランダの一般庶民を優美に描き、
卓越した描写力とやわらかな色遣いで世界中にファンが多い。
「レースを編む女」は小作ながら、
あのダリも模写をしたことで有名な作品でもある。
クッションからこぼれ出る赤や白の糸の細やかさと
一心不乱に仕事に取り組む女性が賛美されている。

確かにフェルメールは今回の目玉作品であるが、
他にもレンブラントの「自画像」や
ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの「大工ヨセフ」など
有名画家の名画も多数展示されている。
考えてもみれば、ルーブルでしか見られない名品を
日本で見ることができるのだから、これはチャンスでもあるのだ。

ただやっぱり人の多さには辟易としてしまう。
上野駅から出るとすぐに人だかりとなる。
国立西洋美術館も入場制限がされていて、
僕が出た時には30分待ちになっていた。

最後に、ラ・トゥールの前で
小さい女の子が立ち止まってじっとその絵に見入っていた。
母親が声をかけても見入っている様子が、何とも印象的だった。
どんなことを考えながら観ていたのだろうか?
素晴らしいものはやはり人を引きつけるんだなぁ。

さてさて次の目的地は、やっぱりジャズ!

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