Toshizoh's Bar

大阪を愛する編集者トシゾーのほろ酔いメッセージ。

和漢朗詠集 酒の23

2006-06-26 22:47:23 | Weblog
邑(ゆふ)は建徳に隣うして行歩にあらず
境は無何に接してすなはち座亡す  後中書王

酔郷という土地は建徳という国の隣で、歩いて行くには及ばない。
無何有の郷に接しているので、ここに入れば全てをたちまち忘れてしまう。
酒に酔えばそこが、酔郷なんですよ。

まあ、なんてことない内容の詩なんですが、根底には『荘子』の考えがあるんですな。
う~む、ワシの酔い方もまだまだ幼いわい。

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