Toshizoh's Bar

大阪を愛する編集者トシゾーのほろ酔いメッセージ。

初詣は何のため

2015-01-03 23:59:55 | Weblog
普段は神道と日本国家のことなど小指の爪の先ほども考えない人たちが、神社に押しかける。何のため? 年に一度のお願いをするため。
おいおい、サンタさんちゃうで。
神社の神はその土地をまもる存在である。まもる、は、護る、であり、統治者、でもある。土地だけでなく、場、であり、一定のエリアの水、空気、草木、生き物すべてであり、人間はその中の一種族にすぎない。
神社の神とは、サンタさんではなく、むしろ、藩主、殿様のイメージの方が正しかろうと思う。
その殿様に護られている下僕が、あれが欲しい、何が不満だと何万も訴えるのが、神にとっての初詣シーズンではなかろうか。
まずは、この土地で、場で生かしていただけることを感謝するのが、筋だろう。
お金持ちになりたい、とか願っても、神はそんな人間がかってに作ったもんなんか、知らんわい、だと思う。神にわかるのは命、魂だけなんじゃなかろうか。
いろいろお願いに行っても「命も魂もあるのに、それ以上何が欲しいねん。たまにはお礼とまではいかんでも、ええ話しにこいや」と思っておられるんじゃなかろうか。
ぼくは神社に行ったら感謝しかしない。初詣では、ざま神社でのみ、誓いをたてる。今年一年、会社のため、大阪のため、戦い抜きます、と。ざま神社は会社に一番近いし、大阪の一の宮だからね。
とにかく、神社の神はサンタさんではないし、物乞いするなら乞食と同じだぜ、と思う。