補欠選手にエール

目の前のグラウンドでちびっこが野球の試合をしている。それを観ながらチューハイをちびりちびりやっている。
ユニフォームを着て、監督やコーチもいるそこそこ本格的なそれだ。好きな選手の真似をしたいが監督に怒られるので、封印しているものの、ついイチローやダルビッシュが顔を出すのは微笑ましい。

本格的なチームだから、レギュラーがいれば補欠もいる。振り替えると、補欠になった経験がなかった。
甲子園でスタンドから同級生を応援する補欠選手を見ても軽く同情するくらいだった。

しかし、今になってやっとわかった。やつらはすごい人生勉強をしているのだと。試合にでれなかったらおもしろい訳がない。それでも彼らは笑顔で応援し続ける。なんと尊いことか。

子どもがスポーツをしていて、レギュラーになれなくても、どうか子どもを責めないでほしい。やめろ、とか言わないでほしい。あなたの子どもは
かけがえのない学びを楽しんでいるのだから。

ということを、いろんな補欠体験をしてやっと学びました。ちなみに立ち飲みのレギュラーの座はしばらくゆるぎそうにないですが。というか、世界選手権に出て、ロシアやドイツの強者と戦ってみたいな。