ってのは四国の埋蔵文化センター5団体が発掘調査の成果を大きな時代ごとに紹介するという、いながらに時間・空間旅行ができるというリッチな企画。展示もまあまあいいんだが、いただけないのはキャッチコピー。「古代も、四国はひとつ」、ってなんやねん。まじで? あほちゃうか。このやたら耳障りだけが良くて、何が言いたいのかわからんあほコピーはなんや。文化は多様やから面白いんとちゃうんか。なんたる横並び至上主義。教育委員会か? それともばらばらだった四国が一つになって独立でもたくらんでいるんだろうか。それはそれでいいが、だいたい四国の県民がそれぞれ仲がいいわけない。松山の奴は高松の奴らをどんくさいと思ってるだろうし、高松の奴らは徳島の奴らを大阪に魂を売っている、徳島の奴らは高知の連中を野蛮人、高知の連中は松山の連中を軽薄な連中、みたいに(あくまで無責任な比喩です。しかし、実際に旅行した経験はモトになっていますが)。
四国は最低3つに区分されるのは、青銅器の分布を見たら一目瞭然。これが文化だろ。なにが「ひとつ」じゃ。ちゃんちゃらおかしい。瀬戸内海側の出雲系青銅器、高知はなんと博多と同系統。徳島はいまもむかしも銅鐸文化で大和系。これをひとつといったら学問にならんだろう?
と知的に興奮した後、三国ヶ丘でJRを降ると、正面には天牛書店の1軒目が。古本コーナーは680円均一。で買ったのは『もう一つの高天原 古代近江文化圏試論』原田実。氏は語る。「記紀神話に登場する高天原は古田氏の説くように対馬海流圏にあったとみなすべきだろう。しかし、日本列島に存在した神話は記紀神話だけではない。~略~対馬海流圏以外を背景とする幾多の神話体系がローラーにかけられ、地上から抹殺されていったことだろう」。日本各地に高天原伝説があり、本書はその一つ、近江についての論考である。
いや~いい本買えた、と気分よく南海電車に乗り換えて中百舌鳥へ。で、天牛書店2軒目。なんだが、均一の値段が1300円とちと高かったのでスどうり。瓦町のほんだ、ピクシスといつものコース。で、がらがらの京阪中之島線にのって渡辺橋で降り、見るも無残なシャッター地下街となりつつあるミナモを横目で見つつ、めざすはほんだ桜橋店。皆勤賞受賞のK氏もきていて話がはずむと大将もやってきた。で、素晴らしい土曜は幕を閉じたのでした。
そうそう。ほんだは桜橋の交差点のスタバのちょい東です。提灯が目印。
四国は最低3つに区分されるのは、青銅器の分布を見たら一目瞭然。これが文化だろ。なにが「ひとつ」じゃ。ちゃんちゃらおかしい。瀬戸内海側の出雲系青銅器、高知はなんと博多と同系統。徳島はいまもむかしも銅鐸文化で大和系。これをひとつといったら学問にならんだろう?
と知的に興奮した後、三国ヶ丘でJRを降ると、正面には天牛書店の1軒目が。古本コーナーは680円均一。で買ったのは『もう一つの高天原 古代近江文化圏試論』原田実。氏は語る。「記紀神話に登場する高天原は古田氏の説くように対馬海流圏にあったとみなすべきだろう。しかし、日本列島に存在した神話は記紀神話だけではない。~略~対馬海流圏以外を背景とする幾多の神話体系がローラーにかけられ、地上から抹殺されていったことだろう」。日本各地に高天原伝説があり、本書はその一つ、近江についての論考である。
いや~いい本買えた、と気分よく南海電車に乗り換えて中百舌鳥へ。で、天牛書店2軒目。なんだが、均一の値段が1300円とちと高かったのでスどうり。瓦町のほんだ、ピクシスといつものコース。で、がらがらの京阪中之島線にのって渡辺橋で降り、見るも無残なシャッター地下街となりつつあるミナモを横目で見つつ、めざすはほんだ桜橋店。皆勤賞受賞のK氏もきていて話がはずむと大将もやってきた。で、素晴らしい土曜は幕を閉じたのでした。
そうそう。ほんだは桜橋の交差点のスタバのちょい東です。提灯が目印。