樽本温泉

　妙高市関山から斑尾高原に抜ける県道97号線沿いにある温泉施設細い山道を延々と上っていき、本当にこんな所に温泉施設があるのだろうかと不安になってきた頃に施設に到着上樽本という集落に施設があるのですが、山奥の集落という点では秋山郷並みです

　施設には浴室の他に休憩室や湯沸室があって、結構しっかりした造りの施設です２階もありどのように使われているのか分かりませんが、公会堂としての機能も兼ねているのかもしれませんね。

　施設に入ると、正面に協力金300円と書かれた料金箱があるので、そこにお金を入れます常駐の管理人等はいないようです。脱衣所、浴室は簡素な造りですが、綺麗に管理されています

　お湯は若干黄色がかった濁りがあり、ツルスベ感があります匂いや味は感じ取れません。源泉は単純硫黄冷鉱泉なので、本来は硫黄臭＆味があるお湯だと思われますが、加温循環で殺菌剤添加ということでほとんど硫黄成分の特徴は失われてしまっています冷鉱泉は加温しなければならないし、湧出量が少なく循環で使用しなければならないのがほとんどですので、ある程度は仕方ないことですね

　内湯だけの施設ですが、窓からは山里の風景が眺められ、融雪の時期だけかもしれませんが遠くに滝を見ることができますお湯自体は特徴的なものではないですが、秘湯と呼ぶに十分なロケーションではありますね