としぼ~の湯巡りブログ!

温泉巡り100箇所達成を記念してブログ設立!長野県北信地方を中心とした温泉巡りのレポートを、気ままに綴っていきます!

松之山温泉 こめや旅館

2020-08-01 11:47:45 | 新潟県の温泉
 新型コロナウィルス禍の真っ只中の4月、それでも自分に課した月1回の新規開拓のノルマを果たすため、土曜日にフリーとなるAM9:30~PM1:00の時間を使って松之山温泉に向かいました。松之山温泉までは車で1時間20分で、時間内に戻るにはギリギリの場所です。
 松之山温泉街入口の駐車場に着くと、数台の車が停まっていました。そして温泉街は閑散としていましたが、これはいつものことだし、鷹の湯の駐車場には10台くらい停まっていたから、あまり違和感はありませんでした。ただ里山ビジターセンターは閉館しており、また当温泉最大の旅館の「ひなの宿 ちとせ」が臨時休業(4/8~4/23)となっていたのは驚きでした。宿泊客が少ないからでしょうが、こんな山奥の秘湯にも影響が出ているとは深刻な状況です。(※この記事は4/14時点の状況。この訪問後に県域をまたいだ移動の自粛等、さらに深刻な事態となりました。)
 
 そんな状況で立ち寄り入浴できる旅館があるのか不安になりましたが、とりあえず温泉街の一番奥にある「こめや旅館」から攻めてみると、意外にも入浴OKだったので時間がない中でラッキーでしたただ、宿の主人からは「お湯が止まっていますので、これから回します。少々お待ちください。」との言葉が。これで浴槽が循環湯であることが確定し、少しテンションが下がりましたが、自分一人のために循環装置を動かしてくれるのは申し訳ないなという気持ちにもなりました。待ち時間は2~3分で、500円を支払い2階にある浴室へ向かいました


 脱衣所、浴室は狭め。洗い場は3箇所しかなく、当然露天風呂はありません。共同浴場を思わせるような規模だです、小規模旅館なので問題ないでしょう。そもそも今回は終始独占浴だったから十分です逆に一人の場合は広過ぎても落ち着きません。
 浴室に入ると、松之山温泉特有の薬・石油臭が香っていました。この香りは本当に癖になりますそして湯口をみると、循環湯とは別に源泉(熱湯)も注がれていました。湯使いは循環併用ということになります。湯温は適温で、源泉の熱さを考えれば循環併用の方が湯温は管理しやすいでしょう。源泉かけ流しで衛生面を保とうとしたら激熱になりかねません


 浴槽中の湯は、微白濁でオレンジ色の大きな湯の花が舞っていました。これは湯口で析出し大きくなったものが剥がれ落ちてきたもののようです。湯の味は強烈な塩・苦味+薬味で、髭剃り負けがしみるくらいだったから、加水はなさそうです香りは循環させている分、純粋な薬・石油臭ではなかったですが、松之山温泉らしさは保てています。塩素臭は感じられなかったので、塩素を入れていないか、入れていても少量でしょう。
 
 気が付けば松之山温泉での入湯は4年以上ぶりとなりますが、やはり良い湯です多少循環させたくらいではへこたれません。湯上り後しばらく肌に香りが残っていましたし時間の問題で30分もいられなかったのが心残りで、またすぐに訪れたいと思わせるお湯でした
 
 ところで、今回の訪問で接触があったのは旅館の主人と女将だけで、しかもこの日の一番湯と思われます。新型コロナウィルス感染を避ける観点で見れば、日帰り入浴専門の温泉施設に行くよりは、旅館での立ち寄り湯の方が圧倒的に安全です。立ち寄り入浴可能な旅館を探すのは大変ですが、しばらくは新規施設の開拓は旅館頼りになるかもですね

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