![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/68/c922c0755803415bc1b320c6b0fac463.jpg)
令和2年9月の4連休(19~22日)、家族4人で新潟県に1泊2日(20~21日)の旅行に出かけました。7月の4連休も新潟県に行きましたが、今回も新型コロナウィルスの感染者数が周辺では一番少なかったので再度の新潟県です。
初日は上越市立水族館うみがたり、国営越後丘陵公園(長岡市)に寄った後、五泉市の咲花温泉で宿泊しました。宿は「河畔の宿 碧水荘」です。
咲花温泉は阿賀野川沿いにある小規模な温泉地で、温泉が引かれているホテル・旅館は現在7軒。廃業した施設がそのままになっていたりして少々寂れた感がある温泉街です。碧水荘はその温泉街の一番奥にあり、道路のどん詰まりとなっています。
午後4時頃に到着しチェックインしたのですが、この宿の売りである貸切露天風呂は既に午後7時・8時台と翌朝しか空いてないということだったので、午後8時で予約。夕食は午後6時30分からだったことから、まずは夕食前にひとっ風呂ということで大浴場に行くことにしました。
大浴場は施設の一番川上にあり、長めの渡り廊下を歩いていきます。渡り廊下は2階の高さで、窓からは阿賀野川の流れが良く見えました。廊下を突き当たって1階に下りると男女別の大浴場があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/51/447daa35192df910bc11539dd0d16a79.jpg)
浴室に入ると、広く取られた窓からの景色が目に入ってきます。見えるのは阿賀野川の水面と対岸の丘陵、そして国道49号と磐越自動車道を走る車で、決して絶景という訳ではないけれど、露天風呂にいるような感覚になります。おかげで浴室自体は広くないですが狭苦しさを感じません。残念ながら湯に浸かると阿賀野川の水面が堤防に隠れて見えなくなってしまうのは、平成23年7月新潟・福島豪雨災害を受けて堤防の嵩上げがされたため。
浴槽はそれほど広くない長方形のものが一つあり、中央で仕切られています。左側の浴槽に湯口があり、オーバーフローが右側に流れ込む形です。よって左側が熱め、右側がぬるめの設定。右側浴槽のオーバーフローはそのまま排水口から排出されるかけ流し方式で、ここの源泉温度は48.3℃で加水・加温が必要ないから、完全なる源泉100%かけ流しを実現しています。
そしてお湯は澄んだ緑色に色付いています。「咲花グリーン」なんて呼んでいる人がいますが、硫黄型の硫黄泉ではしばしば見られる色で、この色になる湯はほとんどが名泉と言えるような濃い硫黄泉です。ここのお湯も浴室内に硫黄臭が漂うくらいにはっきりとした香り(硫黄臭)があり、味見すると苦・硫黄味がします。若干のツルスベ感もあって、これぞ温泉という特徴を持ったお湯ですね。長野県で言えば野沢温泉、戸倉上山田温泉、別所温泉のお湯に近く、どこもメジャーな温泉地です。これほどのお湯を持っていているのに、咲花温泉はマイナーな存在なのはちょっともったいないかな。
右側の浴槽の湯温(ぬるめ)が私には丁度良かったので、そこで景色を眺めながらゆっくりと浸からせてもらいました。貸切風呂があるためか、他の客は1人さっと浸かっていただけでほぼ独泉。これだけでかなり満足できました。
夕食後、午後8時前に貸切露天風呂が空いたという連絡がフロントからあったので、家族4人で貸切露天風呂に向かいました。フロントで「入浴中(貸切中だったかも)」の札を借り、ドアノブに掛けておくという方式。鍵は室内に入ってから中から締めます。
中に入ると、なぜか浴室への入口が2つありました。とりあえず手前側の入口から入ってみると、浴室は脱衣スペースと一体型。そして脱衣スペースは壁一枚で2つに仕切られていて、奥側は洗い場付き(一つ)、手前側は机と椅子が置いてありました。浴槽には壁がないので浴槽側から双方へ出入りできるのだけれど、貸切風呂で脱衣スペースが2つに分けてある理由が分かりません。事前に説明はなかったので、ただただ謎です。昔の写真をみると仕切りの壁はなかったようなので、色々あって今の形に落ち着いたのかも。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/de/5e71baa5cd8aaf4b17b044d776386b8f.jpg)
浴槽は大浴場のものより少し広めで、貸切風呂としては広い方です。こちらも大浴場と同じように中央部で仕切られていて、奥側が湯口のある熱め、手前側がぬるめとなっていました。熱めの方は子供達にはきつそうだったので、主に手前側の浴槽に浸かりましたが、おかげで子供達もゆっくり浸かることができました。浴槽を後付けで仕切るのは見栄えが悪いかも知れないけど、2種類の温度を選べるのはありがたいです。
お湯は暗くて色が分かりづらかったですが、澄んだ緑色なのは分かります。こちらも源泉100%かけ流しなので、大浴場と同様硫黄臭あり、苦・硫黄味あり、若干ツルスベ感ありの評価ですが、少し薄めなので鮮度は大浴場の方が上だと思います。この違いは浴槽の大きさ+外気に触れていることの違いでしょう。それでも、硫黄泉を楽しむには十分なレベルで、家族的には満足できるものでした。
その後、夜中にも大浴場で入浴しようと思っていたら、PM11:00までなのを寝過ごしてしまい入れませんでした。気を取り直して翌朝AM5:30のオープンと同時に入浴。ここは日中に日帰り入浴を受け入れている(AM10:00~)ので、PM11:00~AM5:30までは清掃等で入れなくなります。夜中の好きな時間に入れた方がいいのだけど、これは仕方ないですね。
大浴場のお湯は、早朝も変わらず澄んだ緑色でした。他の旅館の情報をみると白濁したりもするようだから、ここのお湯は常に鮮度が保たれているようです。この時間帯は他に誰も来なかったので、悠々と独泉を楽しみました。
大浴場入浴後、貸切露天風呂が使われていなかったので中の様子だけ確認。お湯の色はやはり澄んだ緑色。しかしながら眺望は阿賀野川の堤防に隠れてしまい対岸の山の上の部分しか見えませんでした。これなら眺望については大浴場の方が良さそうです。
温泉についての感想は以上で、宿としての感想は、大人一人13,000円のプランだったので、値段相応という感じ。夕食は良かったですが、朝食は冷たいものが多く少し物足りなかった気もします。それでも朝夕二食とも部屋出しだったのでゆっくりくつろげたし、磐越西線を走るSLも見られたし、特に文句をつけるところはありませんでした。これをGoToトラベル+じゃらんクーポンを使い家族4人でほぼ20,000円で済んだのだから、お得としか言いようがないですね。それに何と言っても温泉は素晴らしく、妻も肌がツルツルしたと言って褒めていたからこれで十分です。
宿をチェックアウト後、サントピアワールドと万代島鮮魚センターに寄ってから帰宅しました。どちらも激混みで、まるで通常のゴールデンウィークのようでした。この時はこのまま良い方向に向かうと思っていたんですけどねぇ・・・。
初日は上越市立水族館うみがたり、国営越後丘陵公園(長岡市)に寄った後、五泉市の咲花温泉で宿泊しました。宿は「河畔の宿 碧水荘」です。
咲花温泉は阿賀野川沿いにある小規模な温泉地で、温泉が引かれているホテル・旅館は現在7軒。廃業した施設がそのままになっていたりして少々寂れた感がある温泉街です。碧水荘はその温泉街の一番奥にあり、道路のどん詰まりとなっています。
午後4時頃に到着しチェックインしたのですが、この宿の売りである貸切露天風呂は既に午後7時・8時台と翌朝しか空いてないということだったので、午後8時で予約。夕食は午後6時30分からだったことから、まずは夕食前にひとっ風呂ということで大浴場に行くことにしました。
大浴場は施設の一番川上にあり、長めの渡り廊下を歩いていきます。渡り廊下は2階の高さで、窓からは阿賀野川の流れが良く見えました。廊下を突き当たって1階に下りると男女別の大浴場があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/51/447daa35192df910bc11539dd0d16a79.jpg)
浴室に入ると、広く取られた窓からの景色が目に入ってきます。見えるのは阿賀野川の水面と対岸の丘陵、そして国道49号と磐越自動車道を走る車で、決して絶景という訳ではないけれど、露天風呂にいるような感覚になります。おかげで浴室自体は広くないですが狭苦しさを感じません。残念ながら湯に浸かると阿賀野川の水面が堤防に隠れて見えなくなってしまうのは、平成23年7月新潟・福島豪雨災害を受けて堤防の嵩上げがされたため。
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浴槽はそれほど広くない長方形のものが一つあり、中央で仕切られています。左側の浴槽に湯口があり、オーバーフローが右側に流れ込む形です。よって左側が熱め、右側がぬるめの設定。右側浴槽のオーバーフローはそのまま排水口から排出されるかけ流し方式で、ここの源泉温度は48.3℃で加水・加温が必要ないから、完全なる源泉100%かけ流しを実現しています。
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そしてお湯は澄んだ緑色に色付いています。「咲花グリーン」なんて呼んでいる人がいますが、硫黄型の硫黄泉ではしばしば見られる色で、この色になる湯はほとんどが名泉と言えるような濃い硫黄泉です。ここのお湯も浴室内に硫黄臭が漂うくらいにはっきりとした香り(硫黄臭)があり、味見すると苦・硫黄味がします。若干のツルスベ感もあって、これぞ温泉という特徴を持ったお湯ですね。長野県で言えば野沢温泉、戸倉上山田温泉、別所温泉のお湯に近く、どこもメジャーな温泉地です。これほどのお湯を持っていているのに、咲花温泉はマイナーな存在なのはちょっともったいないかな。
右側の浴槽の湯温(ぬるめ)が私には丁度良かったので、そこで景色を眺めながらゆっくりと浸からせてもらいました。貸切風呂があるためか、他の客は1人さっと浸かっていただけでほぼ独泉。これだけでかなり満足できました。
夕食後、午後8時前に貸切露天風呂が空いたという連絡がフロントからあったので、家族4人で貸切露天風呂に向かいました。フロントで「入浴中(貸切中だったかも)」の札を借り、ドアノブに掛けておくという方式。鍵は室内に入ってから中から締めます。
中に入ると、なぜか浴室への入口が2つありました。とりあえず手前側の入口から入ってみると、浴室は脱衣スペースと一体型。そして脱衣スペースは壁一枚で2つに仕切られていて、奥側は洗い場付き(一つ)、手前側は机と椅子が置いてありました。浴槽には壁がないので浴槽側から双方へ出入りできるのだけれど、貸切風呂で脱衣スペースが2つに分けてある理由が分かりません。事前に説明はなかったので、ただただ謎です。昔の写真をみると仕切りの壁はなかったようなので、色々あって今の形に落ち着いたのかも。
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浴槽は大浴場のものより少し広めで、貸切風呂としては広い方です。こちらも大浴場と同じように中央部で仕切られていて、奥側が湯口のある熱め、手前側がぬるめとなっていました。熱めの方は子供達にはきつそうだったので、主に手前側の浴槽に浸かりましたが、おかげで子供達もゆっくり浸かることができました。浴槽を後付けで仕切るのは見栄えが悪いかも知れないけど、2種類の温度を選べるのはありがたいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/ea/7d309b49cbeb47506fed62e89faa5db8.jpg)
お湯は暗くて色が分かりづらかったですが、澄んだ緑色なのは分かります。こちらも源泉100%かけ流しなので、大浴場と同様硫黄臭あり、苦・硫黄味あり、若干ツルスベ感ありの評価ですが、少し薄めなので鮮度は大浴場の方が上だと思います。この違いは浴槽の大きさ+外気に触れていることの違いでしょう。それでも、硫黄泉を楽しむには十分なレベルで、家族的には満足できるものでした。
その後、夜中にも大浴場で入浴しようと思っていたら、PM11:00までなのを寝過ごしてしまい入れませんでした。気を取り直して翌朝AM5:30のオープンと同時に入浴。ここは日中に日帰り入浴を受け入れている(AM10:00~)ので、PM11:00~AM5:30までは清掃等で入れなくなります。夜中の好きな時間に入れた方がいいのだけど、これは仕方ないですね。
大浴場のお湯は、早朝も変わらず澄んだ緑色でした。他の旅館の情報をみると白濁したりもするようだから、ここのお湯は常に鮮度が保たれているようです。この時間帯は他に誰も来なかったので、悠々と独泉を楽しみました。
大浴場入浴後、貸切露天風呂が使われていなかったので中の様子だけ確認。お湯の色はやはり澄んだ緑色。しかしながら眺望は阿賀野川の堤防に隠れてしまい対岸の山の上の部分しか見えませんでした。これなら眺望については大浴場の方が良さそうです。
温泉についての感想は以上で、宿としての感想は、大人一人13,000円のプランだったので、値段相応という感じ。夕食は良かったですが、朝食は冷たいものが多く少し物足りなかった気もします。それでも朝夕二食とも部屋出しだったのでゆっくりくつろげたし、磐越西線を走るSLも見られたし、特に文句をつけるところはありませんでした。これをGoToトラベル+じゃらんクーポンを使い家族4人でほぼ20,000円で済んだのだから、お得としか言いようがないですね。それに何と言っても温泉は素晴らしく、妻も肌がツルツルしたと言って褒めていたからこれで十分です。
宿をチェックアウト後、サントピアワールドと万代島鮮魚センターに寄ってから帰宅しました。どちらも激混みで、まるで通常のゴールデンウィークのようでした。この時はこのまま良い方向に向かうと思っていたんですけどねぇ・・・。
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