先日鹿島鉄道に乗りに行ったとき、水戸でこんなものに出会いました。

だいぶくたびれてきているC36形コンテナです。
くたびれすぎて、JNRマークが顔を覗かせています。
これでも立派な現役コンテナ。貨物列車に乗って、わたしの目の前に来ました。
ところで、このC36形というコンテナですが、
C35形で省略された内張を復活して昭和61年度に登場した形式。
C40形とともに、国鉄最後の新型コンテナとなりました。
7500個が製作されたそうで、外観は11600個が量産されたC35形とまったく同じ。
2006年3月31日現在、C35形は779個、C36形は2950個が残っているそうです。
数減ってきたよなぁ。青いコンテナ。
いつごろから、コンテナの色は緑から青へ、
そして青から赤へと移り変わっていったのでしょう?
そこで、気になってコンテナの個数の推移を調べてみました。
資料は、各年の車両配置表や鉄道ピクトリアル増刊の車両年鑑、
鉄道ファン495号(2002年7月 特集:コンテナ特急)などです。

申し訳ないのですが、1969~77年度と1994~97年度は、
私有コンテナの数が掴めませんでしたから、そのつもりでご覧ください。
また、いくつか疑問点が残っていますから、細かい数字は出せませんのでご了承を。
さて、大ざっぱですが、
1990年頃を境に青色が主流になり、さらに2003年頃に赤色に取って代わられたといえるでしょう。
この間に、コンテナ貨車のほうではどのような動きがあったのか?
Nゲージで市販されている形式を中心にまとめてみました。
1984年度 コキ50000→コキ250000改造(100km/h対応)
1985年度 コキフ50000→コキ50000改造(車掌廃止による、88年度まで)
1987年度 コキ50000→コキ350000台改造(スーパーライナー用、塗色イエロー)
コキ250000塗色変更(赤茶→グリーン)
コキ100・101形新製
1988年度 コキ104形新製開始
コキ50000→コキ57000改造(クールコンテナ用)
1991年度 このころよりコキ10000・コキフ10000の廃車が本格化
1992年度 このころよりコキ5500の廃車が本格化
1993年度 コキ104形(JRF表記)登場
1994年度 コキ10000全廃
1996年度 コキ104-5000新製(残土輸送用)
コキフ10000全廃
1997年度 コキ106新製開始(コキ104量産終了)
1999年度 コキ106(グレー)登場
2000年度 コキ200新製開始
2001年度 コキ110新製
2003年度 M250系電車(スーパーレールカーゴ)新製
ですから、時代考証を厳密にすると、
青いコキ10000系が赤いコンテナを積むことは無かったでしょうし、
グレーのコキ106形が黄緑色のコンテナを積むことも、比較的稀なケースということになります。
これに、試験塗装機だの国鉄塗装機だの貨物更新機だの……と機関車との組み合わせを考えると、
もうっ!
「モデルだから自由に愉しむ」というのも考えかたとしては正しいのですが、
こうやってどんどん調べて深みにはまっていくのも、
これまた、
ひとつの愉しみですよ。
なお、いかなる形であれ、この記事の一部もしくは全体の転載を禁じます。
調べるのに半月以上かかったんだから。

だいぶくたびれてきているC36形コンテナです。
くたびれすぎて、JNRマークが顔を覗かせています。
これでも立派な現役コンテナ。貨物列車に乗って、わたしの目の前に来ました。
ところで、このC36形というコンテナですが、
C35形で省略された内張を復活して昭和61年度に登場した形式。
C40形とともに、国鉄最後の新型コンテナとなりました。
7500個が製作されたそうで、外観は11600個が量産されたC35形とまったく同じ。
2006年3月31日現在、C35形は779個、C36形は2950個が残っているそうです。
数減ってきたよなぁ。青いコンテナ。
いつごろから、コンテナの色は緑から青へ、
そして青から赤へと移り変わっていったのでしょう?
そこで、気になってコンテナの個数の推移を調べてみました。
資料は、各年の車両配置表や鉄道ピクトリアル増刊の車両年鑑、
鉄道ファン495号(2002年7月 特集:コンテナ特急)などです。

申し訳ないのですが、1969~77年度と1994~97年度は、
私有コンテナの数が掴めませんでしたから、そのつもりでご覧ください。
また、いくつか疑問点が残っていますから、細かい数字は出せませんのでご了承を。
さて、大ざっぱですが、
1990年頃を境に青色が主流になり、さらに2003年頃に赤色に取って代わられたといえるでしょう。
この間に、コンテナ貨車のほうではどのような動きがあったのか?
Nゲージで市販されている形式を中心にまとめてみました。
1984年度 コキ50000→コキ250000改造(100km/h対応)
1985年度 コキフ50000→コキ50000改造(車掌廃止による、88年度まで)
1987年度 コキ50000→コキ350000台改造(スーパーライナー用、塗色イエロー)
コキ250000塗色変更(赤茶→グリーン)
コキ100・101形新製
1988年度 コキ104形新製開始
コキ50000→コキ57000改造(クールコンテナ用)
1991年度 このころよりコキ10000・コキフ10000の廃車が本格化
1992年度 このころよりコキ5500の廃車が本格化
1993年度 コキ104形(JRF表記)登場
1994年度 コキ10000全廃
1996年度 コキ104-5000新製(残土輸送用)
コキフ10000全廃
1997年度 コキ106新製開始(コキ104量産終了)
1999年度 コキ106(グレー)登場
2000年度 コキ200新製開始
2001年度 コキ110新製
2003年度 M250系電車(スーパーレールカーゴ)新製
ですから、時代考証を厳密にすると、
青いコキ10000系が赤いコンテナを積むことは無かったでしょうし、
グレーのコキ106形が黄緑色のコンテナを積むことも、比較的稀なケースということになります。
これに、試験塗装機だの国鉄塗装機だの貨物更新機だの……と機関車との組み合わせを考えると、
もうっ!
「モデルだから自由に愉しむ」というのも考えかたとしては正しいのですが、
こうやってどんどん調べて深みにはまっていくのも、
これまた、
ひとつの愉しみですよ。
なお、いかなる形であれ、この記事の一部もしくは全体の転載を禁じます。
調べるのに半月以上かかったんだから。
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