鉄道模型・色差し三昧

精密な模型製品だからこそ、色差しを施しませんか?
より、魅力を引き出しましょう。
お気に入りができますよ。

EF65 1000番台のひさしの色(その2)

2007年02月24日 | 記録と記憶……実車あれこれ
はじめに。
今回の記事の画像はすべて雑誌からの引用です。
転載はしないように。


引き続き、EF65 1000番台のひさし上面の色について語ります。
まずは、これを。

「鉄道ファン」219(1979年7月)号からの引用です。
「特集:寝台列車」という巻頭記事の扉を飾ったこの写真、
新製間もないPFが「はやぶさ」を牽引して浜松町を下ってゆくところです。
色差しのお手本にも最適な構図ですが、
ひさしの上面は青くなっているのがわかります。

それにしても、最新鋭機が寝台特急を牽引して夕方の東京駅を発つという時代は、
もう来ないのでしょうかね?

さて。
天賞堂が製品化に当たって出した、お断りの広告です。

こちらは「鉄道ファン」213(1979年1月)号からの引用です。
わざわざ書き入れたことから見ても、
ひさし上面の色が何色か、当時の模型ファンの議論の的だったのかもしれません。

で、ホントのところは何色か?

同じ機関車で、見てみます。
東京機関区所属のEF65 1109号機、ブルトレ牽引まっただ中の時代の写真。

こちらは「鉄道ファン」233(1980年8月)号からの引用。
撮影は、1979年4月29日とあります。

つぎは「鉄道ファン」276(1984年4月)号からの引用。
1983年10月29日の撮影です。

ひさし断面の色が違って見えるのが、わかりますでしょうか?

これらから、新製直後は青色だったものの、
工場入場後に国鉄正規のクリーム色になったのではないかと考えられます。

以上は、
1978年に500番台からブルトレ牽引を引き継いだ東京機関区所属の機関車について、
おそらく、こうであろうとういう結果です。
では、いわゆる初期形はどうだったのか?
他区の機関車はどうだったのか?

そのうち、調べてみたいところですね。
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