続・トリコニッキ!

カニンヘン・ダックスの赤ん坊、ゆきが娘になりました☆

豫園 * 新春民族芸術灯会(ランタン祭り)

2011-02-06 | 上海 * 観光地
1月7日は春節5日目の初五

財の神を迎える日で、爆竹を沢山鳴らして神を我が家に呼び込む日。

商業都市の上海では、初一よりも賑やかなような気がします。

カウントダウンの爆竹がすごいです。

外はまるで紛争地域みたい。



が、今年は規制の影響もあるのか、古くからの風習がすたれている最中なのか、中国のお正月はどんどん静かになっているみたい。

初一のカウントダウン花火も、さすがに前後10分ほどは賑やかだったけれど、あれっこんなもん?!という程度で終わったし。

うるさいのも困るけれど、やっぱり賑やかな中国の正月の方が楽しいなぁ。

でも今夜は、ナナが怖がって寝てくれないので(今はリビングのソファで布団に隠れてますが)若干困っております…



さて、賑やかな正月を感じに、初三の昨日は豫園で行われているランタン祭りに出かけてきました。



春節15日目の元宵節(もとよいせつ・ユエンシャオジエ)は、別称「灯節」とも呼ばれていて、家庭でも灯篭を飾って愛でる習慣があるそうです。(由来は諸説あるので省略…)

豫園のランタン祭りもハイライトは元宵節の2月17日で、この日は豫園商城に入場規制も敷かれたりするみたい。



間違いなく人が多いだろう…と予想して、3時頃近所で食事をしてから地下鉄に乗って豫園へ。

到着したのはまだ明るい4時半ごろ。



豫園商城いっぱいにランタンが飾られてます。





スポーツ洋品店でうりが「中国ゴマ」を発見。

日本人の少年に、丁寧にやり方をレクチャーしてくれるおじさんと「外国人にできるのかよ~」風情な中国人少年たち。

実は学校で練習したのでコマをまわせるうり、「ていうか出来るんだけど…」と困り顔(笑)





予想通り…ものすごい人でした。

写真は九曲橋近辺だけど、それもよく分からないほど?!

うりは繋いだ手を一瞬も離さず、ナナはお父さんが抱っこで。スリも多そうだから緊張するな~



有名な寧波湯圓店の向かいには、湯圓の特設屋台が出てました。

(丸くて甘い湯圓は、元宵節の大切な食べ物)



明るいうちの豫園を見たあとは、一旦外に出て城隍廟(チェンホァンミャオ)へ行きました。



城隍廟は豫園の南にある小さな寺院なのですが、今まで「豫園にあるお寺」としか思ってなかったの。

でも実はこれは仏教の寺ではなく、中国に根づく道教の寺院

城隍廟というのは各地にあり、この地域の庶民の神様として崇められているのが、ここ豫園の城隍廟なのですね。



僧侶は懐かしのキョンシーみたいな衣装。



お正月の初詣に、多くの人が参拝に来ていました。

我が家の兄妹もデカイ線香を持ってお参り。



参拝後、日没まで少し時間があったので、豫龍坊(ディンタイフォンの入ったモール)で休憩&トイレ。

豫園周辺の公衆トイレもあるけど、外部モールの方がキレイなのでオススメ

そしてライトアップが始まる6時頃、再び豫園商城へ戻りました。





和豊楼(フードコート)前の広場には、ででん!と大きなウサギ

周囲にもぐるりと十二支や縁起物のランタンが灯されて、それはそれは華やかです。

うさぎちゃんの動く様子(首が動くの)や周りのライトアップをしばし楽しみました。

でもね、とにかく人が多いので、ようやく人の少ない場所を見つけるのが一苦労。

そこここでカメラを構えているし、中国人構えてから撮るまでがやたら長いので、歩きまわるのもまた一苦労な感じで(笑)






明るい時とはまた表情の違ったランタンがすごくキレイ。





九曲り橋の辺りが、ランタン祭りのメイン会場となっています。

ここの飾りは、それはそれは豪華で、池にドライアイスの煙も漂っていたりで幻想的。

橋からの眺めが、ちょうど正面になるので・・・



橋は異様な混雑!!

前にも後ろにも進めないほど人がギューギューです~

さすがに橋へ進入しようとは思いませんでした(^_^;)



慣れない人混みのせいか、うりは「頭が痛い」と言いだしまして、子供が好きな「小林せんべい」を買ったところで今度はナナが撃沈。

まだライトアップが始まったばかりの時間だったおかげか、流しのタクシーが運よく見つかったので、7時頃には豫園を後にして帰宅しました。

いやはや、それにしても人が多かった!

人酔いするうりの気持ちも分かるわ

でもね、賑やかでキレイなランタン祭りも、中国の人の多さも、色んなものが見られて大満足なお正月です。