ワーグナーの「リング」の最終作「神々の黄昏」を東京文化会館で見る。演奏会形式の公演だった。
全くの素人目で見ると、これはナンなのかな?というのが正直なところ。通の人ならどういう批評をするか。
ストーリーがちんぷんかんぷん。筋書きを読んでいたが、頭に入らなかった。見終わった後筋書きを読むと、かなり理解できる。事後に分かったってなぁ。
第2幕は、オケも歌手も吼えまくった感があり、ボー然とした。
しかし、第3幕は、訳が分からないままだったが、感激した。音楽会はこういうことが起こり得る。
指揮:マレク・ヤノフスキ
管弦楽:NHK交響楽団
ジークフリート:アーノルド・ベスイエン(急遽の代役だったらしい。) グンター:マルクス・アイヒェ ハーゲン:アイン・アンガー アルベリヒ:トマス・コニエチュニー
ブリュンヒルデ:クリスティアーネ・リボール グートルーネ:レジーネ・ハングラー ヴァルトラウテ:エリーザベト・クールマン
ハーゲンを歌ったアイン・アンガーとブリュンヒルデを歌ったクリスティアーネ・リボールの歌唱力が印象に残る。
まぁ、フェミニズムの観点からいうと、ワーグナーの台詞は問題あり。「辱める」とか「手籠めにする」という言葉が頻繁に出てくる。気になります。