久々に歩き回ってみたら山茶花がそこらじゅうに咲いていた。
赤紫色がほとんどだけれど、たまに白もある。
ブロック塀の上まで伸び、道にはみでて咲いている大木があり、ブロック上に実が落ちていた。
珍しいので上に乗っている分をさらえて持ってきた。
子供の頃に椿の実は、種の殻を噛み破って中のゼラチン質をすすったものだった。
腹の足しにはならないけれど、ほのかな甘みがあった。
山茶花は田舎では馴染みがなく、都会にでてから知ったくらいで、実は初めて見た。
爪で破ってみると、どんぐりの中身と似たナッツ系。
もしかしたら食えるのか毒なのかと、検索してみたら毒ではなさそうだけれど食えるという記述も見つけられなかった。
初めて見つけた種だから食えるかどうかというようなことより芽を出させてみたい。
蕊の奥に指先を押し付けて舐めたら少し甘かったから、暖かい日にはミツバチが蜜を吸うのかも知れない。
花をつけている山茶花の木を園芸コーナーで買う方が手っ取り早いに決まっていても、芽出しから育ててみたい。
いつまで生きられるつもり・・という冷ややかな目はあろうけれど気にしない。