
ノビルと言えば自動的にを思い出すくらい、セットのような存在のアサツキ(浅葱)が葱坊主の薄皮(総苞)を破って咲き始めた。
まだ残っている総苞が品の良い帽子に見えて、オードリーヘップバーンを想い出した。
アサツキは敷地内の各所に生えてくるので、大切にしようなどと思えなくて、草刈りをするときに刈り飛ばすことが多いけれど、それでもいくらでも生えてくる。
すぐ近所の奥さんが、『浅葱味噌が食べたくなったすけ、ちっとばか、くんねかね』と毎年やってくる。
伸び切る前の若いものを掘り上げて根だけを切り外し、あとは総てを刻んで味噌を混ぜ酢も少し入れるだけだと言う。
ご飯をいくらでも食べられるし、冷凍にしておいたら長く楽しめるとのことだった。
見本を少し貰って食べてみたら、確かに年に一度の恵みだということが解った。
球根は分蘖していくらでも増える気がするけれど、董立ちは少なくて花は数えるほどしか咲かない。
咲いたら種ができるのだろうけれど関心を持ったことがなく、いつの間にか消えてしまう。
都会ではアサツキが店で売られているという話だけれど、こちらではノビルと同様に雑草でしかない。
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