鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

蜜蜂のこと・・その2

2021年06月02日 11時55分55秒 | 養蜂






飼育箱の巣門から今の時期に出入りするのは、ほぼその巣の働き蜂に違いないので、それぞれの巣門付近から1、2匹捕まえた。
翅が傷んでしまっては確認できないので、瓶の中で死ぬのを待つ。
瓶の中で飛び回るからか、蜜を持ち帰ってきたに違いないヤツでも半日で転がってしまうのだから、孤独に耐えられない種族だ。
家の中に入ってきたりしたら1匹でも外に出してやったりするのに、実証確認の誘惑には勝てない。
小さな後ろ翅をどのように確認するか、シミュレーションをして、虫眼鏡二つとピンセット2種類を百均で買ってきた。
前翅と後ろ翅は掛け合うようになっているのか、それを分離するのにも手間取る。
老眼鏡を二つ重ねにして、虫眼鏡も重ねて見たりするのだが、軽い蜂の死骸は鼻息でも動いてしまう。
ハサミで翅を切り落とすのも難しくて、結局のところピンセットで押さえつけ、カッターナイフで切り落としてしまうのが一番効率的と分かった。
そうして虫眼鏡で拡大しても、ニホンミツバチの特徴であるHが中央でくびれているのと、縦筋が細くて短いから全部がセイヨウミツバチのNに見えてしまう。
スマホで撮ってから画像拡大してみたら、それが一番見やすく分かりやすいと気づいた。
スマホをマクロにしてピント合わせをきっちりとやったら、ニホンミツバチのHがしっかりはっきり判るのだ。
何時間も掛けて確認した結果、今までの疑いは晴れた。
セイヨウミツバチは一群だけで、今年の新規入居分も含め、あとは全部ニホンミツバチと判明した。
ネットで調べると、ニホンミツバチとセイヨウミツバチが交尾することはないことはないけれど、正常に子が育たないそうで、混血種ができることを心配する必要はないとのこと。
後ろ翅のHを確認する実証に半日を要したけれど、霧の晴れた心地は他に代え難い。
1枚目の画像はセイヨウミツバチのNで、2枚目の画像がニホンミツバチのH。
3枚目の画像は、種蒔きが遅くなって心配だったカボチャがようやく双葉になったもの。
種の尖った方を下にするのだったか逆だったかを忘れて寝せておいたが、ここまでくれば大丈夫だろう。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする