台所のシンク下扉を開けたら、母が四半世紀余り前まで使っていた包丁が挿してあった。
出刃包丁のサビを落とし刃も研いで使えるようにした。
源音房と銘があったので検索してみたら、新潟県三条市にある金物屋でメーカーとして健在の様子。
シールもそのままだから、特に大切にしていたか、誰かからの贈り物だったのか、自分で奮発したのか、台所の主(ぬし)のような存在だったはず。
もう一方のチャラチャラ軽々しいプラスチック柄のステンレス包丁は見覚えがある。
手元も刃先も欠けるほど使用頻度は一番で、何にでも使って重宝していたものだろう。
私も皆が寝てしまった後に、腹が空くと、これを使って玉ねぎを切りインスタントラーメンを食った。
真ん中の画像は、いつも当たり前のようにお茶受けとして田舎ごっつぉを出してくれる幼馴染の手料理。
母も料理は上手いと評判だったけれど、これには負けるかも。
下の栗ご飯は、これも料理自慢の同級生からの差し入れ。
あんまり美味いので撮るのも忘れていたが、はたと気づいて食べかけを記念撮影。
栗ご飯をいただいて、お返しにウチで拾った生栗を差し上げた。