柳に風が吹きつけて、身も世もないといった風情だった。
今年の異常気象は、全国で何があろうとも驚くに当たらずという様子だ。
風が吹いたり、いきなり黒雲がやってきてパラリと雨が降ったかと思えば、これだけかいというお湿りだったりする。
本日の黄檗体育館テニスコート辺りもそうで、柳にしたら面目躍如の乱れ方。
柳に風は暖簾に腕押しと同じような意味で、手応えがないというマイナー・イメージで捉えていたのだけれど、何であろうと受け流すという良い方の意味合いらしい。
私の田舎には『柳』とか『青柳』という名字がある。
何人か知り合いがいるけれど、柳に風、柳に雪折れ無しという穏やかな粘り腰の共通点があるような気がする。