ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

ココニイルコト

2005年06月05日 | 映画(か行)
【2001年・日本】TVで鑑賞(★★★☆☆)

最相葉月原作の「なんといふ空」。その中の1200文字余りのエッセイを題材にした不思議で温かい物語。

東京の広告代理店でコピーライターをしている相葉志乃(真中瞳)は、上司との浮気が妻にばれてしまい、手切れ金50万円を渡され大阪支社へ飛ばされてしまう。しかし、新しく配属されたのは、クリエイティブ部ではなく営業部。ショックを受けながらも志乃は黙って従うことにする。願ったり信じたりしても無駄--そう思っていれば傷つかずにすむ。志乃は子供の頃の辛い経験から、そうして自分を守って来たのだ。そんな志乃は、同時期に中途採用で入社してきた前野悦朗(堺雅人)と出会う。「ま、ええんとちゃいますか」が口癖の、楽天的で不思議な青年。そんな表向きは飄々とした前野も深刻な悩みを抱え込んで生きていた…。

宣伝文句を見るとラブ・ストーリーって書いてあるけれど、ラブ・ストーリーではまったくないですね(何でもラブ・ストーリーっていえばいいってモンじゃないよ)。
非常に静かな時間が経過していく映画。
真中瞳に関しては、演技面でよくいろいろ言われるけど、個人的には大好きな人。
でもどっちかというと「恋セヨ乙女」「もっと恋セヨ乙女」のような、コメディエンヌとしての彼女の方が好きだなぁ。
志乃が最後に作りあげたコピー。
【幸せだと。幸せに気付かないことがある】
エンドロールの途中で流れる小さなエピソード。
こういう雰囲気、好きだなぁ。

監督は長澤雅彦。


ココニイルコト

バンダイビジュアル

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なんといふ空(原作)
最相葉月
中公文庫

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夜明けまえ
「ココニイルコト」テーマ曲収録(2曲目)
スガシカオ

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