ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

運命のボタン

2010年04月13日 | 映画(あ行)
(原題:THE BOX)
【2009年・アメリカ】試写で鑑賞(★★★★★)


「アイ・アム・レジェンド」やスピルバーグ監督の「激突!」、海外ドラマ「マスターズ・オブ・ホラー」の1エピソード「ダンス・オブ・ザ・デッド」などの原作を手掛けるリチャード・マシスンの、1970年に発表された短編小説を映画化。
1986年のTVシリーズ「新トワイライトゾーン」(第1シーズン)で、一度映像化されている(「欲望のボタン」(原題:BUTTON,BUTTON))。
謎の男が持ち掛けた、ボタン装置への選択によって起こるサスペンス。

1976年ヴァージニア州に住むルイス一家。アメリカ航空宇宙局=NASAのラングレー研究所で働き、火星探査カメラの設計しながら宇宙飛行士を目指す夫のアーサー・ルイス(ジェームズ・マースデン)。事故で足に障害を抱えながら高校の教師を務める妻のノーマ(キャメロン・ディアス)。そして小学生になる息子のウォルター(サム・オズ・ストーン)。ギリギリの生活費の中、一家は慎ましい生活を送っていた。そんなある早朝5時に、ルイス家の呼び鈴が鳴らされる。玄関を開けたノーマは、走り去っていく車と玄関に置かれた荷物を発見する。その荷物の中身は、赤いボタンが付いた箱、そして『スチュワート氏が午後5時に伺います』と記されたメッセージカードが入っていた。そしてその日の夕方、アーリントン・スチュワード(フランク・ランジェラ)と名乗る老人が現れる。顔に酷い火傷を負ったスチュワードは、ノーマに対してボタン装置の説明を開始する。
『このボタンを押すと2つのことが起きる。
 その1。どこかであなたの知らない誰かが死にます。
 その2。あなたは現金100万ドル=約1億円を手にします。
 条件は3つ。
 その1。私の雇い主について、一切情報を提供しない。
 その2。ご主人以外の誰にも、この提案を話してはいけない。
 その3。期限は24時間。明日の5時に再度お伺いして、ボタン装置を回収します。装置はリセットされ、このチャンスをまた別の人に提供します』…と。
ルイス夫婦は道徳的ジレンマに陥りながら、ボタンを押すべきか否か悩むのだが…。




うう~~~む。
ボタンを「押す」「押さない」は、この物語のプロローグでしかなく、その後は予測不能の展開が!
面白い面白い!
ともやが今読んでいる本が、ちょうどこんな現象を説明してくれるような内容なんですよね。
でもその本のタイトルを明かすと、この映画を鑑賞した時の面白さを奪ってしまうので、自粛自粛。

この配給会社は、あの「映画の面白さを半減させる謎解き大プッシュ宣伝」と違って、本当に映画を面白くする宣伝をしているので、これ以上は何も語りませぬ。



あとは、公開後にいろいろと書き込みます。
こういう展開、大好物です♪

監督・脚本・製作はリチャード・ケリー。
原作はリチャード・マシスン
全米興行成績(2009年11月公開):初登場6位→10位→ランク外

2010年5月8日公開
公式HP:運命のボタン


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