ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

オリヲン座からの招待状/試写状

2007年10月12日 | 懸賞
本日届いたのは、浅田次郎原作の同名短編小説を映像化した「オリヲン座からの招待状」の試写状。



何だか最近、浅田次郎原作の映画ばっかですね。
「憑神 つきがみ」「地下鉄(メトロ)に乗って」「椿山課長の七日間」「壬生義士伝」などなど。

よっぽど制作者が本を読んでいないんでしょうね。
『あの「鉄道員(ぽっぽや)」の浅田次郎の原作なら大ヒット間違い無しじゃろ。浅田次郎の作品をどんどん映画化するのじゃ。わはは!』
まぁ、これはともやの想像ですが(笑)。

ちなみにこの映画のコピーに、【浅田次郎原作「鉄道員(ぽっぽや)」から8年--待望の映画化】ってあるんですよね。
この物語は「鉄道員(ぽっぽや)」とは全然関係ないですよね?
この他の作品でも「鉄道員(ぽっぽや)」を引き合いに出すコピーばかりで、ちょっと辟易。
映画宣伝マンが何も考えようとしていないことが一目瞭然です。



でも主演が宮沢りえなので、楽しみにしてます。
あと、メインテーマを上原ひろみが担当しているというので、それも楽しみですね。
彼女の音楽は結構好きなのです。

また【この人作者です】なんて、変な演出ないよね?

2007年11月3日公開
公式HP:オリヲン座からの招待状


映画「オリヲン座からの招待状」オリジナル・サウンド・トラック
サントラ,上原ひろみ
ユニバーサル ミュージック クラシック

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鉄道員(ぽっぽや)(「オリヲン座からの招待状」収録)
浅田 次郎
集英社

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インベージョン

2007年10月12日 | 映画(あ行)
(原題:THE INVASION)
【2007年・アメリカ】試写会で鑑賞(★★★☆☆)


ジャック・フィニイのSF古典小説「盗まれた街」を原作にしたSFサスペンス映画。
1956年の「ボディ・スナッチャー/恐怖の街」。
1978年の「SF/ボディ・スナッチャー」。
1993年の「ボディ・スナッチャーズ」。
今回は4度目の映像化となる。

ある日、スペースシャトルが原因不明の事故で地球に墜落する。その残骸には、正体不明の生命体が紛れ込んでいた。一方、4年前に離婚をし、現在は息子のオリバー(ジャクソン・ボンド)と暮らしている精神科医のキャロル・ベネル(ニコール・キッドマン)。ずっと彼女の元に通っている患者のウェンディ(ヴェロニカ・カートライト)がおかしな事を言い始める。『夫が夫でなくなってしまった』と。初めは気にも留めていなかったキャロルだが、やがてオリバーの友だちや元夫のタッカー・カウフマン(ジェレミー・ノーサム)の様子がおかしいことに気付き始める。キャロルはふと見つけた怪しげな粘液を、知り合いの医者であるベン・ドリスコール(ダニエル・クレイグ)とステファン・ガレアーノ(ジェフリー・ライト)に分析依頼する。その粘液からはウィルス…知的生命体が発見され、睡眠中の者に感染し、人間ではない何かに変えてしまうものだということが判明する。やがて感染者は爆発的に増え始め、町は人でない者たちに占領されようとしていた…。



人が人でないモノに変わっていく恐怖を描いたオーソドックスなSFサスペンス。
たぶんだけど、今回の映像化で目指しているのは、リアルな緊迫感。



突拍子もない設定だけど、それをリアルな感じにしてくれたのは、ニコール・キッドマンの迫真の演技でしょうね。
息子のオリバーを守るために未知なるモノと戦っていくんだけど、凛とした格好良さがあります。
他の女優さんだとちょっと安っぽいSF作品になっちゃったかもしれません。
やっぱ好きですわ、ニコール。



そして、オリバーを演じるジャクソン・ボンドが可愛い。
別にともやはショタコンではないけれど、守るべき存在が可愛いというのは重要ですね。
オリバーは、この未知なる生命体を阻止する鍵を握っています。

基本的にはオーソドックスに楽しめたんですが、個人的には知っている人が別の存在になっていく過程をもっと描いて、じわりじわりと怖がらせて欲しかったです。

別の存在。
それを進化と呼ぶか、次のステージへのバージョンアップと呼ぶかは別にして、そんなに悪いモノではないような描かれ方をしていたんですよ。
言葉や宗教、皮膚の色による争いの断絶。
いいことじゃない? …とまで、ちょっと思ってしまいました。

逆に治療できると分かっているのに、4~5人の人間を簡単に殺してしまうキャロルの方がちょっと怖い。

まぁ設定的なツッコミどころも少々ありましたけどね。
攻撃的な要素を持っていないはずの未知の生命体なのに、犬を簡単に殺してしまったり、火炎瓶を投げつけてきたり。
ひょっとしたら攻撃を好まないと言っているだけで、本当は違う…侵略のために嘘をついていたという裏設定があるのかもしれませんけどね。
(原作を読んでいないので、その辺はニントモカントモ)



あっ、ちょっとお座なりになってましたが、ダニエル・クレイグも出演しているざます。
そんなに重要度は高くないですけどね。
ずっと想いを寄せている親友のキャロルに振られてしまうシーンは、ちょっと涙ぐんでしまいました。
切ないのぉ、ダニエル。
辛いのぉ、ダニエル。

監督はオリヴァー・ヒルシュビーゲル。

追伸。
普通試写会だとその作品のチラシをくれるんだけど、今回の試写会はそういうのが一切無し。
チラシの1枚もくれない試写会なんて初めてです。
チラシを集めるのが大好きなともやとしては、かなりご立腹ざます。
アメリカで大コケした映画だから、宣伝する気がこれっぽっちも無いってことなのかな?
無秩序に並んでいる客の整理もしようとしないし、観る前からこんなやる気の無さを見せつけられるとテンション下がります。
映画に愛を持っていない人は、宣伝の仕事からいなくなってほしいですわん。

2007年10月20日公開
公式HP:インベージョン


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