ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

千里眼 トランス オブ ウォー/松岡圭祐

2005年08月24日 | BOOK
本日読み終えた本。
松岡圭祐『千里眼 トランス オブ ウォー』
元自衛官であり、臨床心理士の岬美由紀の活躍を描いた『千里眼』シリーズも、いよいよ10作目。

イラクで発生したボランティアの日本人人質事件。
政府は、人質のPTSDを考慮して、現地に臨床心理士の岬美由紀を派遣する。
しかし、人質解放交渉中に戦闘が勃発。
人質は無事に解放されたが、武装勢力のまっただ中に岬一人が取り残されてしまう。

今回のテーマとなっているのは、表題にもある『トランス オブ ウォー』。
これは「戦闘において理性が鎮まり、本能が表出した状態」のことを言う。
戦争を無くすことが出きるのか?
物語の大筋には絡んでこないが、メフィスト・コンサルティングの影もチラチラと見え隠れしている。
次回作への伏線もバッチリ。
次回作といえば、巻末にこんな記述がある。
【「千里眼」シリーズ次回作は文庫描き下ろし『千里眼とニュアージュ』】。
ニュアージュということは、「蒼い瞳とニュアージュ」の主人公、渋谷系ギャルファッションに身を包んだ臨床心理士の一ノ瀬恵梨香と、岬美由紀が共演を果たすということだろう。
楽しみ楽しみ。


千里眼トランス・オブ・ウォー 上 小学館文庫

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千里眼トランス・オブ・ウォー 下 小学館文庫

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