私が小学6年生の頃、
どういう訳か覚えていませんが、おそらく、毎週土曜日の放課後だったと思うのですが、
学校の女子トイレを掃除していました。
かすかな記憶を辿ると、
学校のトイレは、用務員さんが掃除して、生徒たちは教室を掃除すれば十分だったはずですが、
1階のトイレはいつもきれいなのに、4階の小学6年生が使うトイレは、掃除が行き届かず、
「それなら、私が掃除しよう!」と思い立ち、教室掃除のついでに、トイレの掃除道具室の扉をひらき、
デッキブラシを手に、サンポールをじゃんじゃん振りまき、ホースを蛇口につなぎ、タイルと便器をごしごし擦ります。
水分をモップで拭い、絞り機でモップの水気を落とします。
最後、手洗いのボールをピカピカに磨いて、「あーー きれいになった~~」と満足感に浸り、終わります。
一人で始めたのか、お友達を誘い合わせてしたのか、覚えていませんが、
私の傍らには、一緒に掃除してくれる女の子の友達がいて、
いつの間にか、仲の良かった男の子も、男子トイレを掃除していました。
途中、担任の先生が、トイレ前を通り過ぎて、「えっつ!?」と驚きの表情を浮かべ、足を止め、
「トイレ掃除しているの???」
私たち 「はい!!!」と元気に答えました。
先生は止めることもなく、褒めることもなく、戸惑いの表情を浮かべ、「そっ・・・そうか・・・」
と立ち去りました。
このように、このトイレ掃除、先生方など誰からも、直接的なお褒めの言葉を頂くことは、無かったのですが、
掃除すると、ピッカピカになる、という達成感、自己満足感だけが原動力となって、
一緒に「きれいになったね!」と労をねぎらう仲間の笑顔と共に、続きました。
いつしか、トイレを汚す人もいなくなり、いつもトイレは綺麗に使われるようになりました。
掃除に参加しない同級生も、仲間が掃除する姿を見れば、汚さないよう、気をつけるようになったのでしょう。
トイレには、それはそれは綺麗な、べっぴんな神様が、おるんやで~
と関西地方の言い伝えが、歌にありますが・・・
甥っ子「うん、知っているよ、学校で習った~!」
私 「智子おばちゃんは べっぴんになれたかどうかは、分かりませんが、幸せに なれました。
子供の私には、一緒に掃除してくれた仲間がいて、今の私には、明彦おじちゃんがいるからね。」
甥っ子「うん、うん。おじちゃんが いるもんね!」
私 「親や、先生や、誰か、他人に気が付いてもらえず、褒めてもらえないことでも、
世の中で大切なことは、自分一人でもやるのですよ。」
甥っ子「うん!わかった~!一人でも やるんだね! 」
分かったかどうか・・・怪しい・・・
どういう訳か覚えていませんが、おそらく、毎週土曜日の放課後だったと思うのですが、
学校の女子トイレを掃除していました。
かすかな記憶を辿ると、
学校のトイレは、用務員さんが掃除して、生徒たちは教室を掃除すれば十分だったはずですが、
1階のトイレはいつもきれいなのに、4階の小学6年生が使うトイレは、掃除が行き届かず、
「それなら、私が掃除しよう!」と思い立ち、教室掃除のついでに、トイレの掃除道具室の扉をひらき、
デッキブラシを手に、サンポールをじゃんじゃん振りまき、ホースを蛇口につなぎ、タイルと便器をごしごし擦ります。
水分をモップで拭い、絞り機でモップの水気を落とします。
最後、手洗いのボールをピカピカに磨いて、「あーー きれいになった~~」と満足感に浸り、終わります。
一人で始めたのか、お友達を誘い合わせてしたのか、覚えていませんが、
私の傍らには、一緒に掃除してくれる女の子の友達がいて、
いつの間にか、仲の良かった男の子も、男子トイレを掃除していました。
途中、担任の先生が、トイレ前を通り過ぎて、「えっつ!?」と驚きの表情を浮かべ、足を止め、
「トイレ掃除しているの???」
私たち 「はい!!!」と元気に答えました。
先生は止めることもなく、褒めることもなく、戸惑いの表情を浮かべ、「そっ・・・そうか・・・」
と立ち去りました。
このように、このトイレ掃除、先生方など誰からも、直接的なお褒めの言葉を頂くことは、無かったのですが、
掃除すると、ピッカピカになる、という達成感、自己満足感だけが原動力となって、
一緒に「きれいになったね!」と労をねぎらう仲間の笑顔と共に、続きました。
いつしか、トイレを汚す人もいなくなり、いつもトイレは綺麗に使われるようになりました。
掃除に参加しない同級生も、仲間が掃除する姿を見れば、汚さないよう、気をつけるようになったのでしょう。
トイレには、それはそれは綺麗な、べっぴんな神様が、おるんやで~
と関西地方の言い伝えが、歌にありますが・・・
甥っ子「うん、知っているよ、学校で習った~!」
私 「智子おばちゃんは べっぴんになれたかどうかは、分かりませんが、幸せに なれました。
子供の私には、一緒に掃除してくれた仲間がいて、今の私には、明彦おじちゃんがいるからね。」
甥っ子「うん、うん。おじちゃんが いるもんね!」
私 「親や、先生や、誰か、他人に気が付いてもらえず、褒めてもらえないことでも、
世の中で大切なことは、自分一人でもやるのですよ。」
甥っ子「うん!わかった~!一人でも やるんだね! 」
分かったかどうか・・・怪しい・・・