智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

病院と、実家と、自宅

2018年04月14日 | 日記
母が、2月中旬に、S病院の紹介を受けて、実家そばのA病院に転院でき、安堵しました。
ほっとしたのもつかの間、姉の話の中で、甥っ子達の境遇を知り、
愕然としました。

広告代理店に勤務する姉は、家事と料理を母に9割方、頼っていました。
小学3年生、と6年生の甥が帰ってくると、「お帰り」と笑顔で迎えていたのは、母。
おやつを用意して、夕飯を作っていたのも、母。

その母が入院して、外は冬、日暮れも早く、甥達は小学校から戻っても、誰も迎えてはくれません。
鍵を子供たちに渡すのも、懸念する問題があり、躊躇われました。

それで、私は火曜日を除く、月曜から金曜までの週4回、実家と病院に立ち寄ることにしました。
もはや、「出勤」。
ルーチンワークにして、心身共に慣れるようにしようと、あれこれ工夫しました。
母の病室でランチをとり、母から会話を引き出し、洗濯物を預かり、・・・母の為に1時間。
次に、甥達が帰宅する前に実家に辿り着き、暖房で部屋を暖め、夕飯のオカズを2品作る・・・甥達のために1時間。
往復の通勤時間に3時間。

甥っ子達が、元気よく「ただいまっ!」と帰ってきて、キッチンの鍋の中身をのぞいていきます。
二人の笑顔、元気よく食べる様子を見届けてから、帰ります。

これまで、時間節約のため、車で通勤していましたが、
過労の自覚もあって、現在は電車通勤に代えました。
遅まきながら、PASUMOを初めて買いました。

1月は、絵も書も休みましたが、2月から、再開することにしました。
絵も書も、私の一部で、細々と続けよう、と決意しました。
これを辞めてしまうと「私は犠牲を払っている、だから、あなた達も!」と甥達に恩着せがましくなりそうで。

3月中旬から、姉が介護休暇を取得し、5月GW開けまでの今、
私は小休憩できて、こうして、久しぶりにブログを書いています。

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2 コメント

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良くなさいましたね (ひろ)
2018-04-14 23:55:14
記事を読ませていただいて、長いお休みの理由が
よくわかりました。
ほんとに、良くなさいましたね。
小学生の子供達、どんなに心細かったことか、
お姉様もお仕事中も、お子さんが気がかりでいらしたでしょう。
どんなにか心強かったことかと、私まで感謝したくなりました。
5月連休明けからまたお忙しくなられますね。
どうぞ、お元気で。
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ひろさんへ (智の庭)
2018-04-15 17:38:54
ひろさん、温かいお言葉を寄せていただいて、ありがとうございます。
書と絵のお教室は、どちらも師が穏やかなお人柄で、集う生徒たちも雰囲気よく、皆さん子育て、介護、看取りなど人生の困難を乗り越えられて、その場、この時間を共に過ごすようで、私の事情も察して下さるので、私はその場に安心して参加できます。
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