智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

軍艦島が世界遺産とは・・・

2015年07月10日 | 日記
明治時代に炭鉱で栄え、昭和で廃墟となった軍艦島

これを世界遺産に立候補すると聞いて、驚きを禁じ得ませんでした。


奈良時代の東大寺と大仏も世界遺産ですが、

千年以上も人々が大切に守り、代々受け渡して現代に存在する、

そのような歴史と精神文化を世界に紹介したいとは、

一日本人として思います


一方で軍艦島は、その経済価値が無くなった段階で、捨てられた廃墟。

大切に守りたい価値があるならば、百年そこらで捨てられてゴーストタウンになるでしょうか?

これが、後世に伝える精神は、

資本主義経済社会では、物は用が無くなれば捨てられる。人も同様。



世界遺産に登録されたので、崩壊を止める手立てを講じなければ、予算を付けなければ

と自治体があたふたしているようですが、

なんのためでしょうか?

登録された姿を固持するため? 観光地として、崩壊の危険を観光客に与えないため?


東大寺と軍艦島を、世界遺産という同じ土俵に乗せていられる、政府関係者の感覚。

そのセンス、私には理解できません。

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