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【自分のDNA気質を知れば人生が科学的に変わる】
宗像恒次 講談社+α新書
先に村上和雄さんの【生命のバカ力】を読んだ。
あのときは心と鬱の条件環境とDNAの作用が今少しつかめなかったが今回はその点納得ができた。
著者は同じつくば大学院の教授。
カウンセリングを通じて、がん患者の心理療法に取り組んでいる。読後、心と免疫と遺伝子発現への理解はすこしできた気がする。
● 人格が変われば持病もまた変わる
多重人格者(多重気質者)の場合、顕著な例があるようだ。
Aという人格が支配していたときは糖尿病でインスリンが必要になる。 ところがBの人格になっているときの持病は気管支喘息となり糖尿病の症状はない。
本当の自分と偽りの自分、仮面性と遺伝子の絶妙な関係の指摘にハッとさせられた。
● 子宮とは過去を刻んだ小宇宙
生命の誕生までの情報は人類の進化の情報をすべてもっている。 「ありのままの自分」を含めDNAの生誕、胎児時のトラウマなども。
● 必要なすべては体に眠ってる
休眠遺伝子をどう活用できるか、あるいはさせないか。
■■ガン
● 感情を押し殺すことでガンになる
「執着」「不安気質」のネガティブな側面が極端に強調されてくる。 強いストレス → 活性酸素の大量発生 → ガン化
● 転移なく健やかな日々送るには
免疫力をアップさせる。
ガン抑制遺伝子を発現させる。
● 無理ヘンが作ってしまうガンがある
● 活性酸素という必要悪が体内に
体のはたらきのバランスがくずれる → リンパ球減少 →白血球の中の顆粒球が増加 → 活性酸素による体内異物攻撃と遺伝子への損傷 → ガンの芽を育てる
● 身体化したうつ病ともいえるガン
この指摘は納得がいく。異病同根か。
● 発現率2倍になればスイッチON
ガン抑制遺伝子の発現率が2倍になれば、スイッチONと判定される。
● ありのままの自分に戻す遺伝子も
休眠遺伝子がガン抑制遺伝子を活性化
■■気質
● うつ病は完ぺき主義者の落とし穴
完全主義者タイプにあるストレス気質。
● 期待され仮面をつけて生きてきた
よき上司、よき部下、よき夫、よき妻を演じてきた人が離婚、失業、倒産などで演じ続けた役柄に意味がなくなってくる。 他者との関係性が失われ、それまでまとまっていた自分のペルソナ(仮面)を見失い人生が暗転となる。
混乱の環境下になると眠っていた遺伝子がスイッチオンとなるらしい。
そしてここから「病む」場合も生まれる、と著者は見ている。
他者からの評価で自分への幸福度合いを計る生きかたは他者報酬追求型で、ありのままの自分をもってその度合いを愉しむ生きかたを自己報酬追求型とよんでいる。
● 傍目を大事にしていてツケがくる
完全主義者 OR 怖がりタイプ → 「いい子」を演じる 演じる環境と条件がなくなるとき病気になる遺伝子が活動しだす
● 気質こそ心のはたらき制御棒
DNA →転写→ RNA →RNA指令 →各種アミノ酸作成 →アミノ酸組み合わせ→ 無数の種類のたんぱく質 セロトニン ドーパミン アドレナリン ギャバ =体内で合成、分泌される
● 気質にはチンパン、ゴリラにオラウータン
チンパンジーはヒーロー型(循環気質)、ゴリラは親分型(粘着気質)、オラウンター(はマイペース型(自閉)。
ヒーロー型は他者の評価を基盤にして脳内麻薬が放出。
人から認められることで快感=ドーパミン。
親分型にはトラウマ情報がある。大切な人を守りきれなかった罪の意識が世代間に伝達。贖罪感か。意外にわかりやすいタイプ。勝新、和田アキ子ら。
マイペース型 日本人の60%。芸術家が多い。トラウマ情報として孤立。 だまし、だまされた体験。
ストレス気質、不安気質(こわがり)、粘着気質(完全主義者)、新奇性追求気質(冒険家)
■■トラウマ
● トラウマは人生シナリオいびつにし
「trauma(トラウマ)」とは精神的外傷を意味する用語。
● トラウマは扁頭核に記憶され
母子関係で同じトラウマを抱えているケースが多い。多重人格もこうした脳の働きらしい。日本で5000人超の症例が報告されている。
● 胎内のトラウマ情報にある不思議
● 胎児期は人の生き方規定して
難産、逆子、低体重児出産 仮死出産などの胎児期ストレスを受けると、人から愛されたいというトラウマが生まれ「いい子」症候群になる。
前世代サバイバル情報は不安、恐怖というデジタル情報を扁頭核に偏在させる。
トラウマの持つサバイバル情報は遺伝する。 セラピー療法とはトラウマ情報をとりのぞき「本来の自分」を理解させることにあるようだ。セラピーは、右脳に働きかける。
■■神経伝達物質
● 脳内のネットワークにある回路
喜びも悲しみものできごとが起こる仕組み。 脳内 → 神経伝達物質の分泌 →レセプターに情報 →電気信号 →神経網へ。駆け巡り → 前頭葉(心と感情が湧く)
● 神伝の分泌で湧いた喜怒哀感
神伝(神経伝達物質)には100を超える種類があり、そのなかの20数種類が特定されている。セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなど。
● セロトニン湧いてくれば達成感
● セロトニン枯れてくればやがて鬱
セロトニン分泌不足がうつ病の生理的原因
■■療法
● 生きかたを変えしあわせの扉押す
発ガン治療 → セラピー 白血球内のリンパ液が増大すれば免疫力は上がる。
● 人にあるDNAこそstrategy
サバイバル戦略。
あるがままの自分、もっとも自然な状態の時にDNAは最良に作動 すると説く。
● 自然体を回復剤にする治療法
DNA気質を理解して「ありのままの自分」を取り戻すことを最善の治療法としている。
● ご褒美を自分にあげる生き方で
ガン、うつ病などはセラピーを通じて本人、家族ともども自分が満足することに喜びを見出せる「自己報酬追求型」に生き方をシフトすることがいいらしい。
宗像恒次 講談社+α新書
先に村上和雄さんの【生命のバカ力】を読んだ。
あのときは心と鬱の条件環境とDNAの作用が今少しつかめなかったが今回はその点納得ができた。
著者は同じつくば大学院の教授。
カウンセリングを通じて、がん患者の心理療法に取り組んでいる。読後、心と免疫と遺伝子発現への理解はすこしできた気がする。
● 人格が変われば持病もまた変わる
多重人格者(多重気質者)の場合、顕著な例があるようだ。
Aという人格が支配していたときは糖尿病でインスリンが必要になる。 ところがBの人格になっているときの持病は気管支喘息となり糖尿病の症状はない。
本当の自分と偽りの自分、仮面性と遺伝子の絶妙な関係の指摘にハッとさせられた。
● 子宮とは過去を刻んだ小宇宙
生命の誕生までの情報は人類の進化の情報をすべてもっている。 「ありのままの自分」を含めDNAの生誕、胎児時のトラウマなども。
● 必要なすべては体に眠ってる
休眠遺伝子をどう活用できるか、あるいはさせないか。
■■ガン
● 感情を押し殺すことでガンになる
「執着」「不安気質」のネガティブな側面が極端に強調されてくる。 強いストレス → 活性酸素の大量発生 → ガン化
● 転移なく健やかな日々送るには
免疫力をアップさせる。
ガン抑制遺伝子を発現させる。
● 無理ヘンが作ってしまうガンがある
● 活性酸素という必要悪が体内に
体のはたらきのバランスがくずれる → リンパ球減少 →白血球の中の顆粒球が増加 → 活性酸素による体内異物攻撃と遺伝子への損傷 → ガンの芽を育てる
● 身体化したうつ病ともいえるガン
この指摘は納得がいく。異病同根か。
● 発現率2倍になればスイッチON
ガン抑制遺伝子の発現率が2倍になれば、スイッチONと判定される。
● ありのままの自分に戻す遺伝子も
休眠遺伝子がガン抑制遺伝子を活性化
■■気質
● うつ病は完ぺき主義者の落とし穴
完全主義者タイプにあるストレス気質。
● 期待され仮面をつけて生きてきた
よき上司、よき部下、よき夫、よき妻を演じてきた人が離婚、失業、倒産などで演じ続けた役柄に意味がなくなってくる。 他者との関係性が失われ、それまでまとまっていた自分のペルソナ(仮面)を見失い人生が暗転となる。
混乱の環境下になると眠っていた遺伝子がスイッチオンとなるらしい。
そしてここから「病む」場合も生まれる、と著者は見ている。
他者からの評価で自分への幸福度合いを計る生きかたは他者報酬追求型で、ありのままの自分をもってその度合いを愉しむ生きかたを自己報酬追求型とよんでいる。
● 傍目を大事にしていてツケがくる
完全主義者 OR 怖がりタイプ → 「いい子」を演じる 演じる環境と条件がなくなるとき病気になる遺伝子が活動しだす
● 気質こそ心のはたらき制御棒
DNA →転写→ RNA →RNA指令 →各種アミノ酸作成 →アミノ酸組み合わせ→ 無数の種類のたんぱく質 セロトニン ドーパミン アドレナリン ギャバ =体内で合成、分泌される
● 気質にはチンパン、ゴリラにオラウータン
チンパンジーはヒーロー型(循環気質)、ゴリラは親分型(粘着気質)、オラウンター(はマイペース型(自閉)。
ヒーロー型は他者の評価を基盤にして脳内麻薬が放出。
人から認められることで快感=ドーパミン。
親分型にはトラウマ情報がある。大切な人を守りきれなかった罪の意識が世代間に伝達。贖罪感か。意外にわかりやすいタイプ。勝新、和田アキ子ら。
マイペース型 日本人の60%。芸術家が多い。トラウマ情報として孤立。 だまし、だまされた体験。
ストレス気質、不安気質(こわがり)、粘着気質(完全主義者)、新奇性追求気質(冒険家)
■■トラウマ
● トラウマは人生シナリオいびつにし
「trauma(トラウマ)」とは精神的外傷を意味する用語。
● トラウマは扁頭核に記憶され
母子関係で同じトラウマを抱えているケースが多い。多重人格もこうした脳の働きらしい。日本で5000人超の症例が報告されている。
● 胎内のトラウマ情報にある不思議
● 胎児期は人の生き方規定して
難産、逆子、低体重児出産 仮死出産などの胎児期ストレスを受けると、人から愛されたいというトラウマが生まれ「いい子」症候群になる。
前世代サバイバル情報は不安、恐怖というデジタル情報を扁頭核に偏在させる。
トラウマの持つサバイバル情報は遺伝する。 セラピー療法とはトラウマ情報をとりのぞき「本来の自分」を理解させることにあるようだ。セラピーは、右脳に働きかける。
■■神経伝達物質
● 脳内のネットワークにある回路
喜びも悲しみものできごとが起こる仕組み。 脳内 → 神経伝達物質の分泌 →レセプターに情報 →電気信号 →神経網へ。駆け巡り → 前頭葉(心と感情が湧く)
● 神伝の分泌で湧いた喜怒哀感
神伝(神経伝達物質)には100を超える種類があり、そのなかの20数種類が特定されている。セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなど。
● セロトニン湧いてくれば達成感
● セロトニン枯れてくればやがて鬱
セロトニン分泌不足がうつ病の生理的原因
■■療法
● 生きかたを変えしあわせの扉押す
発ガン治療 → セラピー 白血球内のリンパ液が増大すれば免疫力は上がる。
● 人にあるDNAこそstrategy
サバイバル戦略。
あるがままの自分、もっとも自然な状態の時にDNAは最良に作動 すると説く。
● 自然体を回復剤にする治療法
DNA気質を理解して「ありのままの自分」を取り戻すことを最善の治療法としている。
● ご褒美を自分にあげる生き方で
ガン、うつ病などはセラピーを通じて本人、家族ともども自分が満足することに喜びを見出せる「自己報酬追求型」に生き方をシフトすることがいいらしい。
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