【平成２３年 五月の七五】 東日本大震災 ５月１５日～５月２１日

５月１５日
●　たちのぼる湯気に恐さも感じつつ
神奈川足軽のお茶から放射能のニュース。
ちょっと一服の時に、茶碗の湯気を見ながらしばし黙考。
２５０キロ以上も離れている地点で新茶から放射性セシウムが検出。
原発事故と新茶の成長期が重なって葉からセシウムを吸着する仕組みらしいが、
ほかの距離圏もおなじことが起こって不思議ではない。
以前の報道でキャベツは外側の葉をはがせばセシウムはなくなり、洗えば５割に減り、ゆでれば８割減になるとのニュースを見たが茶葉は、はがすわけにはいかない。
　
●　大震災　関東護岸に爪のあと
今回の巨大地震で関東の堤防護岸の被害は大きい。
国の管理の９００ヶ所に及んでいるとのニュースは不気味。
千葉の小野川では震災以後、川幅は５メートル狭くなり、川底は２メートル
浅くなったという。
たしかここは伊能忠敬の旧宅に近い川であると覚えている。
近く再訪する予定だが震災当日の幸手江戸川堤損壊の様子もすごかった。
液状化で地盤が崩落していた。
これらの爪痕が、大事を引き起こさなければよいが・・。
梅雨、台風の時の利根川水系は要注意としておこう。



５月１６日
●　梅雨迎え富岡町の方々は
福島原発から近い富岡町の方々が避難してもうすぐ２か月となる。
地震、津波、放射能、風評とたいへんな時間だった。
でも地震は東日本を襲った。
私の住む杉戸町では巨大地震で３７７棟の屋根瓦が損壊している。
すぐ近所で二軒家の改修をしたのを実際に見聞きしている。
ともにがんがりましょう。

避難住民の受け入れ状況

すぎとピア　３月１７日　　２２名　４月２５日　３４名
エコ・スポいずみ　　　　　５５名　　　　　　　２６名
幸手市老人福祉センター　　７６名　　　　　　　５０名
宮代ふれ愛センター　　　　２７名　　　　　　　１４名
計　　　　　　　　　　　１３０名　　　　　　　１３４名
　　　　　　　　　　　　　　　　　（杉戸町共産党町議団　新杉戸より）

５月１６日
よみうり時事川柳
★　ペットへの詫び状を書く薄明かり
★　ユッケまで菅さん悪いとは言えず
★　漏れてくる話ばかりじゃないですか


読売俳壇
★　滝桜千年に地震（ナイ）いくたびぞ　福島市　高橋十三
★　春満月瓦礫野を牛さまよへり　　　長野市　福沢るみ子


読売歌壇
★「そうか、もう君はいないのか」城山三郎の言葉身にしむ瓦礫の町
　　　　　　　　　　　　一関市　佐藤和美

各種の歌を読みつつ衆院予算委を見る。



５月１７日
●　姓は世論　名は調べという日本人
読売世論調査によると
被災地救援復興支援の政府対応　評価せず　５９％
浜岡停止　評価する　　　　　　　　　　　６８％
復興財源とするための増税に「賛成」　　　５０％
菅内閣の支持率　　　　　　　　　　　　　３０％
小沢グループの退陣への求め「理解できない」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　６７％
２０１１年　大震災２ヵ月後のある日本人像の典型が浮かんでくる。　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
【菜園】
スギナなどの除草
カボチャ　植え付け　たんぼ側の土手付近にも２箇所
役に立たないことを土手かぼちゃというが、役立つカボチャになってほしい。


５月１８日
●　残り湯を使ったゴーヤ種を植え
植えたゴーヤが強風に支柱がやられ、根もいためつけらえたので、新たに
播種。種は一晩、風呂の残り湯につけた。
ゴーヤの種は堅いので、先端を爪きりで切って発芽を促す。
これでうまくいった。

【菜園】
キヌサヤを全部収穫、支柱ネットを外す
キュウリが育ってきたので「行灯」を外し支柱とネットを張る
自生していたコスモスを隣家との境の花壇に移す

５月１９日
●　行司役　土俵の人を突き飛ばし
西岡参院議長が論文で首相退陣を迫る。
異例の要求　震災、原発対応めぐりのニュース。

その論文は
「『急流で馬を乗り換えるな』という言葉があるが、急流を渡れず流されているのであれば、馬を乗り換えなければいけない」が主旨。

昔から議長は中立の行司役と教わってきた。
耳が異常に大きいこの方は、三権の長の立場と役割をちと超えているのでは。
のせられやすい人でないと、こうした行為はなかなかむずかしい。
菅首相には不満が山ほどあるけれど、政局蠢動の山々に力を貸すその軍配は気に入らない。

●　太陽光　１００万予算の杉戸町
新エネルギーの普及に一役と町が１００万円の予算付け。
早いもの順に５万円、２０件軒支給との広報を見た。
１１０億の財政規模を持つ町としてはちいさなお話だ。　

よみうり時事川柳
★　久しぶり～　名が出ないまま　じゃあまたね～
★　何になる？子供の答えは正社員
★　ボーナスはメガネかけても飛び出さず

５月２０日
●　五月雨に勇退の人思い出し

読売テレビ社長に望月規夫
退任　代表取締役　最高顧問　土井共成
　　　代表取締役会長　高田　孝治
の新聞人事情報を見る。
新社長とは一切の面識もないが、退任の会長さんはよく知っている。
１０年以上も前になるが、私が出向社から本社に戻ったときの局長さんだった。ひとつの局名が「企画局、戦略局とくれば、その次はなんだ」と酒席で問われ「そりゃあ営業局でしょう」と応えるとピンポーンとお酌をしてくれ「それでどうする、なにをする」と畳み込まれた。
いくつか日頃考えていたアイデアを披露したら喜んでくれた。
新聞社も独自のテレビを持たなければと役員会で提言した人でもあった。
年末の仕事納めのセレモニー小宴の後、仲間と部屋で飲んでいると、ガラッと戸が開き酒瓶片手の局長があった。
みんなに注いでまわりながら「こんなところでとぐろを巻かずに上に飲みに来い」と誘われ上で師走の大宴会となった。

経済部出身の人だったが、肌合いはむしろ社会部の感じだった。
おつかれさまでした。


５月２１日
●　キャサリンのドレス１着２万円
ロイヤルドレスの海賊版　中国で売れるの記事に眼がとまる。
業者によると９５％そっくりに作れるのだそうだ。

一着　１５００元（約２万円）
指輪コピー　（２６０円）
王冠型　髪飾りティアラ　４５００円で「はい、どうぞ」となる。
模倣商法大当たり、この国らしいニュースだ。

【菜園】
オクラ　２回目のポット種まき
除草や剪定の草木類がだいぶたまったので焼却
畑から辛味ダイコン試掘。まあほどよく育っている。