今日は父の命日
ちょうど9年前の今日
父は あっという間に遠いところに旅立った
その年
両親は金婚式を迎え
4日後には
私たち家族も北海道から上京し
お祝いの席を設けることになっていた
家族分の航空券も用意してあった
もう少しで 両親に会える…
お土産を買いに 町に行き
帰宅したころから 雪が降り始めた
昼食の片づけをしていると
訃報を知らせる電話が…
信じられなかった
父からは自筆の年賀状が届いており
元旦には
もう少しで会えるね…って
話もしていたのに…
子供たちも動揺しながらも
母、 すぐに行った方がいいよ
父が帰ってくるまで 牛は僕たちがみるから…
外は 猛吹雪になっていた
あの日のことは
今も ありありと思い出す
キッチンの窓から見ていた
横殴りの雪も
その時のにおいも…
子供が高校を卒業するまでは
母親の務めなのだから
離婚はするな…
父の言葉 守りました
何があるか分からない人生
誰にも盗まれない技術や知識を身につけろ
父の言葉 いつも心にとめています
ホントに おまえはダメなやつだな～
そんな風に 苦笑しながらも
はらはらと
天国から見守ってくれている
そう信じています
あなたの娘に生まれて
本当に良かったと
感謝するとともに
きっと人生が終わるまで
頭のあがらない私です…
今は寒さも厳しいけれど
沈丁花の咲く春は
もうすぐです…
